天童木工 Lily Chair

『話題のショップとのコラボ』、『人気歌手とロックバンドのコラボ』など、様々なシーンで使われる“コラボレーション”という言葉。最近で言えばアカデミー賞授賞式での世界各国の9人のエルサによる、アナ雪のテーマソングのパフォーマンスも見事なコラボレーションでしたね。 良いコラボレーションを生むのはお互いへの理解とリスペクトが不可欠だと思います。どんな分野でも言える事ですが、もちろんそれは家具の世界でも共通しています。本日はデザインと技術が国境を越えて結びついたチェアのご紹介です。

美しいチェアから感じ取れる理想的なシナジー

>>この商品の詳細を確認する “天童木工”は山形県天童市にて創業された老舗家具メーカー。一般家庭向けの家具はもちろん、自動車の内装、オフィスや商業施設用の設えの他、2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックの卓球台(これが格好良かった！)を手掛けるなど、ワールドワイドな事業展開で日本のものづくりのレベルを押し上げ続けています。 >>この商品の詳細を確認する 個人的にも好きなメーカーの一つである天童木工ですが、その大きな理由が様々なデザイナーとのコラボレーション。外部のデザイナーの想像力や、まだこの世界に存在していないものへの探求心をしっかりと製品として形にしてきた、天童木工の確かな技術力と懐の深さにはいつも驚かされます。 >>この商品の詳細を確認する こちらの“リリィチェア/LILY Chair”もそうしたデザイナーとの共同作品の一つ。私は最初に見た時、一風変わったモダンなシェイプから、天童木工の製品だとは全く思いませんでした。 手掛けたのは“コンプロットデザイン/Komplot Design”というデンマークのデザインデュオ。なんと北欧生まれのデザインだったんですね。その見た目から“ユリの花”と名付けられただけあって柔らかな印象を受けます。 >>この商品の詳細を確認する 特筆すべきは、日本一のプライウッド加工技術を誇る天童木工だからこそ実現できた曲線美。背もたれや座面はもちろんのこと、アームに至るまで身体にフィットするよう成型されており、座り心地がロスされがちな従来のスタッキングチェアとはひと味違った快適さを感じて頂けるかと思います。 >>この商品の詳細を確認する プライウッドに使われているビーチ材は北欧家具の定番素材ですが、スタイリッシュなスチールレッグにより、モダンインテリアにも嫌味なく溶け込んでくれそうです。居心地のいいカフェ作りをお考えのオーナー様にもショップ什器としてご検討頂きたいお品物です。 >>この商品の詳細を確認する 伝統的なデンマークのデザインを踏襲しつつ、クライアントの仕事を深く理解することで、一歩先のプロダクトデザインに繋げるKomplot Design。天童木工のプライウッドと北欧の有機的な美しさが出会ったLily Chairは、理想的なコラボレーションとは何かを伝えてくれるような、そんな一脚です。