KITANOSUMAI SEKKEISHA
Lilla Aland Dining Chair
暦は11月から12月へと移り変わり、これから一気に冬へと突入する気配を感じています。
寒くなると暖かい土地が恋しくなるはずなのですが、せっかくの冬を体感したくて北の地に毎年想いを寄せています。
かくいう下北沢店は北海道出身の店長のもと日々勤めておりますが、実はいうと前店長も道民の方でした。
不思議な北海道との縁を感じていますが、これまた北海道から素敵なチェアがやってきました。
寒冷地のクールな一脚
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1985年より北海道の旭川のほど近くにある東川に拠点を構え、ひとつひとつ手作業で家具を造り続ける「北の住まい設計社」。
一度は廃校となってしまった東川町の小学校に今度は工房としての息を吹き込みました。
工房の起こりから既に物を長く大切に使う心構えが伺えますが、このチェアからもそんな素敵な精神を感じることが出来ます。
全長の約半分ほどある、スタイリッシュにスラっと伸びたスポークバック。カバ材を使用しております。
身体に沿うよう緩やかなカーブを描いており、しっかりと身体を受け止め包み込みこんでくれます。
重厚感のあるブラックカラーとスポーク特有の軽やかさ。相反する特性がなんとも見事にマッチした一脚です。
座面を含め全体的に丸みを帯びたデザインは"カール・マルムステン / Carl Malmsten"によるもの。
「スウェーデン家具の父」とまで呼ばれるほどの名デザイナーです。
こちらのダイニングチェア、"リッラ オーランド / Lilla Aland "は実は工程の全てが北の住まい設計社で行われている訳ではありません。
北欧スウェーデンのSTOLAB社と手を組み、そこで製造されたパーツを北の住まい設計社の工房で組立て、塗装をして完成となります。
下がぷくっと膨らんだフォルムの脚部。
北欧のデザイナーらしく非常にシンプルな構造ですが、それゆえに上品な雰囲気を醸し出します。
ナチュラルテイストのお部屋にはもちろん、モノトーンのモダンなコーディネートなどにもカッコよくはまってくれるかと思います。
パーツの製造元がスウェーデンだとしても、世代を超えて永く使ってもらいたいという意思は変わりません。
天然の素材を使った手作業に拘り続けてきた彼らこその業だと思わされる仕上がりです。
今回は同モデルの椅子が二脚入荷し、店頭に並んでおります。
シンプルなデザインだからこそ、同じものでシュッと雰囲気をまとめたいところですね。
寒い地域で生まれたクールでスタイリッシュなこちらのアイテム。
ぜひいかがでしょうか?