vitra Eames Plywood Elephant

本日は、鮮やかなオレンジ色とプライウッド成型された愛くるしいフォルムが目を惹く、ミッドセンチュリーの巨匠C&Rイームズによる象の木製オブジェ『 プライウッドエレファント 』のご紹介♪

世界1000個限定の貴重なコレクターズアイテム！

>>この商品の詳細を確認する 「サイドシェルチェア」や「アームシェルチェア」でもお馴染み、C&Rイームズ。他にも数多くの家具デザインを手掛け、やはり一般的には椅子のイメージが強いかと思いますが、それら以外にもインテリア史に残る名品を残しています。 例えば、「レッグスプリント」と呼ばれる医療用の添え木。戦時中、アメリカ軍の負傷兵の治療を目的として依頼され、複雑な人体の曲線にフィットする立体的なプライウッド成型のものが量産され、その技術と経験が後のLCWやDCMといった成形合板の椅子の誕生へと導いたと云われています。 そして今回は同時代に数年を費やし開発されたプライウッド製の象のおもちゃ「イームズ エレファント」。当時はまだ複合曲線の再現と量産が難しく、量産化には至りませんでしたが、プロトタイプとして生まれた2匹のエレファントが誕生。ひとつは14歳の実娘ルシア・イームズに。もうひとつは1946年にMuseum of Modern Artでの展覧会に展示された後に、イームズの家族により保管されました。 技術発展が進んだ今日ではポリプロピレン製のモデルや小ぶりな「イームズエレファント スモール」等、豊富なサイズ・カラーバリエーションで展開されていますが、こちらは2007年にチャールズ・イームズの100回目の誕生日を記念して1000個限定で特別生産されたLimited Anniversary Edition。半世紀以上の時を経て遂にアメリカンチェリーの合板を使用したモデルが誕生しました。 チェリーの木は成長過程で気候や風の影響を受けやすく、また地盤の振動にも敏感に反応。ひとところに収まらず、あちこちユラユラと育っていく為、「おてんば娘」の異名を持ちます。生長の過程や気候の影響により生じる縮みにより独特の紋様が表れる事もあり、「さざなみ紋（リップルマーク）」とも呼ばれています。 オレンジ色に着色されているものの、無機質なポリプロピレンと異なり、杢目の流れと小さな節が所々見られ、温かみある雰囲気を醸し出しています。 でも、なぜ象だったのでしょうか？現代美術の作品では、小さな物を大きく作ったり、大きな物を小さく表現したり。日常で存在する物を異なる方法・環境で見せる手法がありますが、イームズがモチーフにした象もまさにそれですね。また動物の種類が数多く存在する中で、子どもの遊具としてリアルを簡略化して造形し、またプライウッド成型の特徴がよく活かされる動物としては、大きな耳と長い鼻を持つ象がベストと言えるかもしれません。 お部屋の差し色となるオレンジ色は勿論、プライウッドならではの曲線による陰影が美しく空間を演出。お子様用のおもちゃとするにはやはり勿体ない限定アイテムですね。裏面には1000体のうちの385体目である事を証明するヴィトラ社の豪華なプレートがあり、イームズ・ミッドセンチュリーファンは勿論、アートコレクションとしても是非手に入れたいオブジェです。中古市場としても流通は極めて少なく、1点のみの在庫となりますので、是非この機会をお見逃しなく！ご注文はお早めに♪