Werner
Shoemaker Chair No.69
ミリタリーやアウトドア用の服にどうしようも無く魅力を感じてしまう今日この頃。実用性を追求した為に採用されたディティールが結果的にめちゃめちゃかっこよくなってしまっているという…。グッと来ませんか?
さて、今回はそんな実用性とそれに伴ったデザインがとんでもなく素敵な一点を紹介させて頂きます。
職人による職人の為の椅子
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このチェアの生産を開始したのはワーナー社の現オーナーの父親であるラース・ワーナー氏。なんと氏は原木の仕入れから出荷までの作業のほぼ全ての工程を自身で管理しており、その職人魂は現オーナーのワーズ・ワーナー氏に引き継がれています。ワーナー社製の家具は「100% DENMARK HANDMADE」。自国内でハンドメイドを行う今では大変貴重になった企業のひとつです。
シューメーカーチェアの歴史は15世紀にまで遡ります。元々は搾乳用であった椅子を靴職人が使い始め、座り心地向上の為座面を自分のお尻の形にあわせて削ったのがそもそもの始まりです。そして1970年代、元々は木靴の職人であったワーナー氏が自らも使用していた愛着のある座り心地の良い椅子を再び世に広めようと、改良を加えながら本格的に生産を開始しました。木靴の職人が職人の快適さを追求して作った正に「職人による職人の為の椅子」です。
当チェアにはブナの無垢材が使われており、表面は極めて滑らかです。無垢材特有の経年変化をじっくり楽しんで頂くことはもちろん、無塗装に仕上げられている為、オイルフィニッシュやソープフィニッシュ、ラッカー塗装等、ご購入後自分色に染めて頂いても良いかもしれません。
繰り返しになりますがこちらは靴職人であったワーナー氏が靴職人のことを考え作った椅子です。座り心地が良くないわけが有りません!座面のザグりは人間工学に基づいて施されており、しっかりとお尻を包み込んでくれます。着座時に「すぽっ」と音がしそうなフィット感です。
無垢材ですので当然一点一点座面の杢目にも個性があります。こちらにも綺麗な杢目が浮かび上がっており、愛着の湧く一点かと思います。
当チェアの特徴の一つでもある3本脚ですが、こちらは元々凹凸のある牧場の地面でも安定して搾乳が出来るようにと取り入れられたアイデアです。氏はそこに更に改良を加え、T字の貫を取り付けました。この貫は強度アップには勿論、デザイン的にも一役買っています。広く外側に開いた3本脚の安定感は抜群で、ちょっとした段差ではグラつきません。
シューメーカーチェアには靴作りの工程に合わせて5段階の高さがありますが、今回の入荷は高さ69cmのものです。リビングには勿論、玄関やパウダールーム等、様々な場面で使い勝手の良いサイズ感です。職人用の椅子を日常生活の中で使う贅沢さを是非味わってみて下さいませ。