one collection
The Poet FJ4100
子どもが生まれたとき。ペットを飼ったとき。自分が名付け親になる瞬間がいつか来るかもしれません。
そんな想像をすると、「名前を決める」ってとっても難しくて、でも同時にこの上なく楽しいことのような気がします。(もう経験している方はどうでしたか?)
きっと有名なデザイナーたちも新しい家具を生み出したときには、頭を抱えて悩んで、そんな気持ちになっていたはず。
自分の名前の由来を知っているように、家具の名前の由来を知る。そうすれば、その家具へのイメージが変わるかもしれません。
my name is ポエット
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Finn Juhl(フィン・ユール)が1941年にデザインした「The Poet FJ4100」。“ Poet ”なんて、ぽってりころんとした可愛らしい見た目にぴったりな響きです。
フィン・ユールのほぼすべての家具を復刻しているone collection(ワンコレクション)の刻印。元々はハンセン&ソーレンセンという社名だったのですが、2007年にワンコレクションという名前に改名されました。
なお、同氏の家具は「House of Finn Juhl」という名前でブランド化されています。
オリジナルともなるとプレミアがつくほどの北欧を象徴するデザイナーの家具。そんなことを考えたら、どこか敷居が高いような気がするのも当然の話です。
でも実はこのソファ、1940年代にデンマークの新聞で連載された漫画の主人公からネーミングされているんだそう。てっきり「Poet = 詩人」かと思っていたので、なんだかいい意味で裏切られた気分です。
ちなみに、どんな漫画なんだろう?と調べてみましたが、残念ながら詳細は分からず…きっと愛らしいキャラクターだったに違いありません。
フィン・ユールといえば、“ 家具の彫刻家 ”とも称されるデンマークの巨匠。
高級で厳格な家具というイメージがどうしても先行して、なんだか遠い世界の家具の気がしていましたが、“ 漫画のキャラクターの名前 ”なんて聞いたら、急に親近感が湧いてきました。
デザインを見てみると、羽のようなアームにファブリックとボタン。“ 木の質感 ”を活かした彼の他の代表作(例えば「Nv.45」など)とは少々異なります。
このグレー × 赤のコントラストが、彫刻的造形といった要素を和らげ、近寄りやすいどこかポップな印象すら感じさせてくれます。
座面は固くしっかりとしていて、沈み込みすぎず、身体にフィットする。そんな表現が一番しっくりきます。
それでも、緩やかな曲線を描く背もたれやアームによって“ 包み込まれるような座り心地 ”を味わうことができるのです。
ちなみに、脚部はウォールナット材。北欧というとまずチーク材が頭に浮かびますが、ワンコレクションからは現行でウォルナット・チーク・オーク・メイプル材の仕様をお選びいただけます。
ウォールナットの落ち着いた深みのあるブラウンというのも良いものです。
気になるサイズ感はというと、遠目で見れば一目瞭然。2人掛けソファではありますが、やや小ぶりなサイズです。
大人が2人で座るとソーシャルディスタンスを保つことはできませんが、1人で座るにはちょっと余裕のあるポエットソファ。
この状況が落ち着いたら、2人で寄り添って座ってほしいそんなソファです。
現在、祖師ヶ谷大蔵店では今回紹介したポエットソファと並んで、KITANI(キタニ)の「FJ-02」がご覧いただけます。
「The Poet FJ4100」と「FJ-02」。まさしく、夢のような競演。この夢のような時間は、きっと今だけです。
(※近日中にほかの店舗へ移動予定ですので、ご来店前に在庫店舗のご確認をお願いします。)
フィン・ユールを座り比べる。そんな贅沢な時間を祖師ヶ谷大蔵店でもっと身近に感じて頂けるかもしれません。
ぜひこの機会に巨匠のソファを実際にお試しくださいませ。
ワンコレクション one collection|ポエットソファ The Poet FJ4100
キタニ KITANI |FJ-02