Roger Landault
Chair 6517
フランスといえば
そう
ダフトパンクですよね(?)。
実はフランスではエレクトロミュージックが大人気と聞いた時、すごく意外な印象を受けました。
かの国になんだか上品で華やかなイメージを持っているのは私だけではないはず。エッフェル塔に凱旋門、ベルサイユ宮殿といった観光名所はもちろん、高級フレンチ料理やワインetc...我ながらベタな奴だなぁと思いつつ、やっぱりおハイソな国という印象です。
しかしながらフランスのヴィンテージ家具となると、シンプルかつどことなく無骨な印象を受けるものも多く、音楽と同様に“上品”からは外れた意外な印象を受けます。
本日は入荷したばかりのそんな名作チェアのご紹介です。
上品なだけじゃないフランス
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1950年代に製造された、フレンチミッドセンチュリーの名作“Chair 6517”が初入荷です。
デザイナーは“ロジェ・ランドー Roger Landault”。
シンプルかつ美しいフォルムの椅子を多数生み出したことで知られていますが、日本では氏の作品はあまり出回っていませんね。極端に目にする機会が少ないのが残念です(ぜひお買取りさせてくださいという意味です)。
こちらの“Chair 6517”、実は当時およそ8万脚も製造された超ベストセラー!
8万脚ですよ8万脚。一般家庭だけでこの数字はちょっと考えにくいので、学校や公共施設などからの受注もあったのではないでしょうか。
言われてみるとどことなくスクールチェアっぽい、ちょこんとした佇まいがなんとも可愛らしいです。
ぱっと見はとにかく小さく見えます。しかしながら実際に腰かけてみるとすごく安定感があり、しっかりと体重が分散されているのが分かります。ちなみに私は平均的体型の成人男性ですが、窮屈だったり体重を掛けるのが不安、なんてことはありません。
座面裏を見て納得、チェアのコンパクトさとアンバランスなほど大きな幕板がお尻を支えてくれていました。とてもがっしりとした無垢材で、まさに無骨。
実用に耐え、全体のシルエットを綺麗に見せるための一工夫ですね。
ハの字型に広がったレッグもデザインの特徴になっているだけでなく、安定した重量バランスに一役買ってくれています。見る角度によって印象が変わる面白いデザインだと思います。
そして座面のアールがややきつめなのもお分かりいただけるかと思います。この勾配によりしっかりと真ん中に座ることができ、お尻の収まりも良いです。
いかがだったでしょうか。華やかなフランスのイメージからすると、やや意外に映るフランスヴィンテージの名作チェアのご紹介でした。小振りで取り入れやすく、普段使い出来るヴィンテージチェアをお探しならお勧めの一脚です。この機会にご検討下さいませ。