LE KLINT
SINUS LINE 172B
日照時間が短く、日光の少ない中での生活。
それでもやたらめったらに室内を明るくするのではなく、「暗いならば暗さを楽しもう。」という発想になるのが北欧の人々。素敵ですよね。
今回はそんな風土とおおらかな人々の気持ちがあってこそ生まれた名作照明を紹介致します。
「暗い」を楽しむ
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いきなりググっと寄ってみました。
幾重にも重なる明・暗のグラデーションが他には無い奥行きを感じさせるこちらが今回の紹介アイテム"レクリント LE KLINT"の『SINUS LINE 172』でございます。
デザインは1972年、その後長年に渡り同社のランプをデザインしたポール・クリスチャンセンによるもの。
それまで直線的であったレクリントの照明に曲線を取り入れる事で生まれた本照明はその後50年以上に渡り愛される大ベストセラーに、そしてレクリントの新たなアイコン的デザインとなりました。
この造形からは想像がつきませんが、日本の折り紙に影響を受け始まった同社の照明。驚くことに今でも職人による手作業で折られているそう。基礎習得に3年、一人前になるには10年以上かかるという事です…。折り紙とは言っても鶴を折るのとは訳が違いますね。
素材は特殊なプラスチックペーパーですが、和紙のように優しく光を透過。真下から以外は光源が直接目に入る事も無く、空間をパァーっと明るくという訳ではありませんが、ぼんやりと柔らかな光を届けてくれます。
「折った」とは思えない滑らかな曲線は、まるで風に吹かれてなびいているかの様。あかりを消している時だって、その幻想的な姿で目を楽しませてくれます。
さて、いかがでしたか?
日が長くなると嬉しい人が大半だとは思いますが、こんな照明がお部屋にあったら陽が沈むのがちょっと楽しみになりそう。
人生の楽しみをひとつ増やしてくれる北欧の名作照明の紹介でした。是非ご検討くださいませ。