Louis Poulsen
PH5+
照明をデザインするという事は同時に灯をデザインするということ。
形状がデザイン的でも放たれる灯が美しくなければ照明デザインとは言えません。
ただ暗い場所を照らすだけでは無く、太陽に代わり温度を与える。
本日紹介させて頂くのは、デザインされた美しい灯を持った名照明です。
灯のかたち
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北欧を代表する照明器具メーカー、ルイスポールセン。
数多くの名照明を世に輩出し、今日まで様々な場所を照らし続けてきました。
この照明のデザインを手掛けたのは近代照明の父、ポール・ヘニングセン。
生涯において200種類以上の照明をデザインしたことで知られる名デザイナーです。
PHシリーズは数多くの作品の中でも照明の傑作として知られる名作。
美しいデザインから放たれる美しい灯はこれまでの照明の概念を打ち崩し、更なる可能性を知らしめました。
光の出方を計算し、その後かたちをデザインする。
ポール・ヘニングセンの照明デザインは照明その物の造形ではなく、発される光からデザインされます。
光に含まれるノイズ、所謂グレア(光源)。
この箇所が目隠しされたデザインは美しい光を追い求める故。
限りなく優しい光は熟考と計算の積み重ねにより生み出されたものでした。
PH5+はその名の通り名作PH5の力を引き出す仕様が追加されたもの。
電球の真下に配置される金属カバーをフロストガラスに
現代の生活に寄り添い対応するワット数もアップしています。
さりげない変更ではありますが、光を優しく広げ明るさを強化するこの仕様が名作である理由をより身近に感じさせます。
緯度が高く、夏には白夜、冬には極夜がある北欧。
日照時間が極端に短い為、照明は生活の中で非常に重要な役割を担います。
人々が求めたのは、暗い場所を照らす為の光ではなく太陽の様な温もりある灯。
故に名照明と詠われる殆どは北欧で生み出されています。
そしてそのほとんどはポール・ヘニングセンによるデザインです。
照明をデザインするという事は同時に灯をデザインするということ。
これを当たり前に変え、暗闇に温度を与えた近代照明の父、ポール・ヘニングセン。
この名作の発表からかなりの年月は経ちましたが、今日も変わらない灯を放ってくれます。
照明の傑作。
柔らかい灯のかたちのご紹介でした。