Louis Poulsen
PH4/3 Pendant Light
ルイスポ―ルセンは1874年、デンマークにて創業した北欧を代表する照明器具メーカー。
「形態は機能に従う」というスカンディナヴィアデザインの伝統にもとづくものづくりをしています。
多くの著名なデザイナーと共に名作を生み出し、日本でも高い人気を誇っています。 今回はそんな同社より発表された”PH4/3 ペンダントライト”のご紹介です。
光と影のコントラスト
デザインを手掛けたのは近代照明の父とも評される”ポール・ヘニングセン”。
一般にまだ十分な光が得られない時代に、『良い生活環境の為には、良質な光が必要』という考えを持っていた、時代の先を見通していた人物です。
照明デザイン史に残る名作「PH 5」をはじめ、生涯において200種類以上のランプをデザイン。 いずれも機能性を考え製作されていますが、美術品の様な美しさがあります。
PHシリーズにはより快適な光の為に工夫が凝らされています。 照明でも車のハイビームでもなんでも、光が直接目に入ると「グレア」と呼ばれる不快感や眩しさを引き起こしてしまいます。
それを防ぐためにシェード部分は光を反射させる効果を持つ「対数螺旋」と呼ばれる独特なカーブの形状のシェードが使われています。
このカーブによって光が均一にシェード内に広がり、直接的に光が目に入らないようになっています。
PH4/3は下方向にだけ集中して光を放つのに特化したライト。ダイニングテーブルや書斎など、明りが欲しい箇所をバランス良く照らしてくれます。
また、照らす箇所が限定されていることで、照らされている箇所と影のコントラストを楽しむことが出来ます。
PHシリーズのペンダントライトの中でよく比較されるのが同作「PH4/3」と「PH5」。
「PH5」がシェード5枚、直径が50cmあるのに対して、「PH4/3」はシェードが3枚、直径はひと回り小さい40cmと、小ぶりなサイズ感なので、日本の手狭な住宅事情でもお気軽に取り入れられます。
いかがだったでしょうか?
云わずと知れた北欧を代表する名作照明。インテリアコーディネートに不安のある方でも取り入れやすい定番ホワイトは、お部屋を彩るメインアイテムとして活躍してくれます。