louis poulsen
LC Shutters

世界で高い人気を誇る北欧家具の中心地デンマークの代表的な照明ブランド「ルイスポールセン Louis Poulsen」、 1874年の設立から150年という長い歴史の中でアルネ・ヤコブセンやヴェルナー・パントン、ポール・ヘニングセンなど名だたる世界的デザイナーと共に数々の名作照明を生み出してきました。

そんなルイスポールセンの高い技術力と柔軟な発想が可能とした、新たな名作照明をご紹介いたします。

新時代の名作照明

規則的なパターンのシェードが特徴的な同社の「LCシャッターズ LC Shutters」、2012年に発表されたこちらは幾何学模様のスリットから漏れ出る光で陰影のリズムが心地よい一台。

白いシェードからはレース編みのような繊細さを感じさせながらも、直径約44cmと大きめのサイズ感と狂いのない造形でモダンな近未来さを醸し出すデザインに仕上げられています。

デザインを手掛けたのは「ルイーズ・キャンベル Louise Campbell」、自身のルーツであるイギリスとデンマークでそれぞれ家具デザインを学んだ同氏は、実験的でウィットに富んだ設計と合理的な北欧スタイルのデザインの二つが評価されフィン・ユール建築賞やiF賞など様々なデザイン賞にノミネートされています。

自身のデザインスタジオを構える中で同氏は「常にゼロから考える」「反対のものが正しいと証明されるまでは全てが可能」「どんな細かな決定にも正当な理由がなければならない」という3つのルールを掲げており、こうした妥協を許さない姿勢が独創的で機能性の高いプロダクトを可能にしています。

 一枚のアルミ板を釣鐘状に成型し、2層の構造にプレス加工することで生み出されるLCシャッターズ。

ハードな金属素材を用いながらもシェード全体から光が細かく覗くことによって軽やな印象を与えており、無数の小さな光源がシェード全体を包むような構造となったLCシャッターズは、空間に光が浮かび上がるような浮遊感を感じさせるデザインです。

シェードの内側には乳白色のカバーを備えており、これが電球を覆うことで光源から直接放たれる眩しさを抑えるようになっています。

また、このカバーがあることによって間接照明の様な柔らかい光を空間に広げながら、真下はシェードの開口部からしっかりと照らすことができるようにもなっています。

シェード開口部の連続性を感じさせるシルエットや幾何学模様の凹凸が上端へ行くにつれて小さくなっているなど、ルイーズ・キャンベルのプロダクトに対するこだわりが見てとれるデザイン。

細部まで造り込まれたオブジェの様な佇まいで、点灯していない場合もお部屋をアーティスティックに彩ってくれます。

電球の眩しさを抑えながら周囲を優しく照らし、なおかつシェードの真下はしっかりと照らすという機能性を両立させながら幻想的な雰囲気を演出してくれる「LCシャッターズ LC Shutters」。

金属素材でありながら繊細なレースを思わせる秀逸な造形と細やかな光が広がるデザインは、まさに唯一無二。

洗練された造形と柔和な光で様々なインテリア空間にモダンなクラフトマンシップをプラスしてくれる一台、この機会にぜひご検討ください。