Louis Poulsen
Panthella Mini Table
パントンのアイテムが入荷するたびに思うことがあります。
日常に色は足りているか。グレーとベージュの味気ない日々を送っていないか。
食事もファッションもインテリアもきっとそう。毎日の暮らしの中に“ 色 ”があるだけで、パッと明るく気分が晴れる気がします。
魔法のような色彩とデザインを
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北欧デザインにおいては異端児と評される、Verner Panton(ヴェルナー・パントン)。ミッドセンチュリー期の代表的なデザイナーでありながら、木を使った伝統的な技法を嫌っていたというのはあまりにも有名な話です。
「人々にファンタジーとイマジネーションを」という理想を叶えるには、木材はすこし不自由だったのかもしれません。
そうしてプラスチックメインのプロダクトを生み出し続けた氏。パントンチェアに代表されるように、その可塑性(かそせい)が流れるような究極のフォルムをもたらします。
パントンの作品は有機的で、まるで生き物のよう。オリジナリティーに溢れる独創性は、家具だけに留まりません。
1971年に発表され、名作にも数えられる代表的な照明、パンテラ。
パントンにしては一見シンプルにも思えるデザインですが、きのこのような樹木のような生命力を感じられる圧倒的な存在感を放ちます。
今回は、均整の取れた彫刻的でタイムレスなフォルムをそのまま小さくした「パンテラ ミニテーブル | Panthella Mini Table」。
オリジナルの40cmに比べ二回りほど小さい25cmへリサイズされ、窓際や棚、テーブルの上など限られたスペースにも置くことができます。
半球形シェードはスチール製。製品化するにあたりアクリル樹脂が長年使用されていましたが、2016年に発売されたモデルは原案を忠実に再現しています。
また、リフレクター(光の反射板)の役割をシェードとベースの両方にもたせることでグレアのない光を実現。3段階調光という機能も備え、デザイン性にも実用性にも優れた逸品です。
ちなみにこちらのカラーは廃番色。展開されるさまざまなカラーの中にブルーがないなんて、とつい思ってしまうほどパントンには必要不可欠な色ではないでしょうか。
ポケットから次々と便利な道具を出すあの国民的キャラクターのような愛らしいカラーリングです。
柔らかな灯りとユニークなデザイン、ポップなカラーリングが彩りを与えてくれるパンテラ。ミニバージョンになっても、その存在感は決して小さくありません。
グレーとベージュの日常にパンテラという色が入るだけ。それだけで、気分も空間もがらりと変わる。
魔法のようなパントンのデザインと色彩が、毎日をエキサイトさせてくれることでしょう。