メトロクス METROCS F061 サイドボード キャビネット ピエール・ポラン デザイン ~生まれ変わった美しきミッドセンチュリーモダン~

UPDATE: STAFF:桃太
メトロクス METROCS F061 サイドボード キャビネット ピエール・ポラン デザイン ~生まれ変わった美しきミッドセンチュリーモダン~

メトロクス METROCS F061 サイドボード キャビネット ピエール・ポラン デザイン ~生まれ変わった美しきミッドセンチュリーモダン~

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METROCS F061 side board

ビートルズが初めて来日した1966年。 当時の大人たちは『不良の聴く音楽』だとか『混乱をおこす』だとか、とにかく“けしからん”といった風潮があったそうで、学生に関してはライブを観に行ったら退学なんてこともあったそうです。 未知のモノへの恐怖や感覚の違いがそうさせたのでしょうが、人の感覚なんてのは世代間でコロっと変わるもの。 今やビートルズは伝説的な存在です。 家具でいうなら、ピエール・ジャンヌレの作品なんかは、古くなって捨てられていたものが今や高額な骨董品として取引されています。 新たな価値を見出した者が、ムーブメントを引き起こし世界へ波及させる。 いつの時代もそれは変わりませんね。 この“F061”サイドボードも、2000年代に入って再評価・復刻が果たされたアイテムです。

生まれ変わった美しきミッドセンチュリーモダン

>>この商品の詳細を確認する 柔らかな曲線を描く有機的なデザインのアイテムが多かった1950年のミッドセンチュリー期真っ只中。 この時代に生まれたのが、直線を基調としたモダンでミニマルなこの“F061”サイドボードです。 フランスのデザイナー“(ピエール・ポラン)”がデスクを手掛けた際に同時に発表されたアイテムですが、曲木家具の代表格であるTHONET社から販売されていた事に驚き。 ポランの作品は後にデザインを手掛けるタンチェアやリボンチェアのように有機的なものが多いイメージなので、当時としてはかなり攻めたデザインだったのではないでしょうか。 (アーティフォート タンチェア SOLD) そんなこんなで、気が付けば廃番となりこの世から消えかけていたこのシリーズに目を付けたのが、インテリアセレクトショップ“METROCS(メトロクス)”です。 もともとサイドボードは生産期間が短かく個体数も少なかったようですがミッドセンチュリー期の名作を多く取り扱っていた同社が、当時のオリジナルビンテージをアメリカのオークションで落札。 そして2003年、ピエールポラン本人とコンタクトを取り版権を獲得、復刻に至ったそうです。 デスクに関してはオリジナル通りに復刻したそうですが、サイドボードはメトロクスからの提案とピエールポランの意向を踏まえリデザインされました。 プラスチック製だった前板は木製に。 ハンドルの形状も再生産にあたり、デスクと同じ直角に曲げたプレートとなりました。 経年による劣化等を考慮した耐久性の向上と共に高さも揃えて復刻された為、Fシリーズに統一感が生まれたのです。 広々とした天板には汚れに強いメラミン化粧板を採用。 ナチュラルな木部をブラックのハンドルと共に引き締める、美しきフレンチモダン。 シンプルながら存在感がありますが、飾ったものを引き立てる奥ゆかしさもあります。 抽斗は3杯備わり、内部にはA3の紙が納められる広々としたスペースが確保されています。また、扉部分の棚板は5段階に高さの調節が可能で高さのあるものも収納出来ます。 文房具や書類、コスメ、ボトル等使う場所に合わせて身の回りの雑多なものをたっぷり仕舞える収納力の高さも魅力でしょう。 当時は然程評価されていなかったものの、情熱を注ぐものの手によって新たな価値を獲得し生まれ変わった家具デザイン黄金期の名作。 ミニマルな空間づくりに是非ともご活用頂きたい逸品です。

メトロクス METROCS F061 サイドボード キャビネット ピエール・ポラン デザイン ~生まれ変わった美しきミッドセンチュリーモダン~

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