METROCS
Solid Stool
戦後の日本デザインの先駆者の一人に数えられる『渡辺力氏』。
そんな渡辺力氏の代表作でもあり、ミラノ・トリエンナーレ展金賞にも輝いた”トリイスツール”の原型とも呼ばれる”ソリッドスツール”がimptionに2度目の入荷(しかも経堂店で)となりました^^
ひと目見て名作だと分かる佇まいに計算されつくした機能的なデザインはさすがの一言です。
今日はそんなソリッドスツールを喜び勇んでご紹介していきたいと思います♪
端正なフォルムと凛とした佇まい。
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まず見ていただきたいのがこの端正なフォルム。
ストレートラインを基調としていながら、絶妙な角度や傾斜をつけることでモダンでいてリズムのあるデザインに仕上がっております。
オーク材の杢目もしっかりと綺麗に出ており、上品な大人カジュアルな雰囲気も演出してくれておりますね。
絶妙に逆ハの字を描いた座面は座った時にフィットし快適な座り心地を再現。
また持ち運びを容易にする座面中央の持ち手部分など、日本のデザインならではの細かな配慮が感じられます。
座面のオーク材とは対象的に脚部にはシャープな印象のスチールロッドが採用されており、柔らかくなりすぎない洗練されたデザインに昇華されています。
もともとコンパクトなサイズ感ではございますが、細めの素材が使われていることによりさらに抜け感が生まれ、圧迫感の少ない開放的な空間を作ることができるでしょう。
このソリッドスツールを製品化したのはMETROCSになりますが、同社は日本やヨーロッパに誕生した歴史あるデザインプロダクトを取り扱うインテリアブランドです。時代に流されたり消費されていくのではなく、年月が経つほどに存在感が増す普遍的なデザインのプロダクトを取り扱っています。何らかの事情で生産中止になった歴史あるプロダクトを正規に再生産する復刻に取り組みを積極的に行っており、数々の歴史に眠る傑作作品を世に多く輩出してくれています。
このソリッドスツールも本来は1954年に建築家、清家清氏が設計した住宅に合わせる椅子として渡辺力氏がデザインしたのがはじまりですが、2005年、半世紀を経てメトロクスから製品化された歴史ある作品となります。
ひとつあるだけで空間を洗練されたものに変えてしまうほどの端正なフォルムと凛とした佇まい。
日本のプロダクトらしい機能的で細かな配慮まで考慮された徹底されたデザインはなかなか他の国の作品では見られない用と美を兼ね備えたデザインです。
スツールを探してた方には是非おすすめしたい逸品ですね^^