MAGIS
CHAIR ONE Concrete
毎朝毎晩通る道やそこかしこの建物に使われているコンクリート。まさか家具に使ったらここまでかっこよくなる素材だなんて…。
今回はまさかのコンクリートを使ったスタイリッシュでユニークなデザイナーズ家具を紹介いたします。
まさかのコンクリート
イタリアのMAGIS、ドイツのClassicon、フィンランドのartek等々、正に世界を股に掛け活躍するデザイナー コンスタンチン・グルチッチ。
そんな同氏が2000年代初頭にMAGISより発表し、業界に驚きを与えたのが『CHAIR ONE』。同氏の代表作とも言えるアイコニックなチェアです。
数々の公共施設等に納入され、世界で広く受け入れられる本チェアですが、今回入荷した1脚はどこか様子が違います。
そう、ベースに使われるのはなんとコンクリート。見るからに重そうですが、実際とっても重いです。コンクリートなので…。
しかしながらこの雰囲気は剥き出しのコンクリートならでは。そこにどっかりと腰を下ろし、まるで建造物の一部であるかのように存在感を放ち続けます。
そんな重厚なベース部と対照的に空間の多く取られた軽快なシート。三角形を組み合わせて立体的に仕上げられた幾何学的なデザインは非常にスタイリッシュです。
パキッとしたレッドは建造物に主に用いられるポリエステルパウダー塗装によるもの。屋外使用を想定した塗装ですが、この塗装とコンクリートの組み合わせがカッコ良いのなんの。
赤いシートの間から剥き出しのコンクリートベースが見え隠れし、まるで頑強な鉄橋のようではありませんか。
所々塗装がはがれ地が見えてはいますが、それもまた良しでございます。むしろもっと剥がれちゃってもカッコ良いのではないでしょうか。
以上、まさかの素材を使った1脚の紹介でした。是非是非ご検討くださいませ。
コンクリートと家具って相性良いんですね。新しい発見です。