Artifort made of Houtoku F976 Lounge chair
あまり観たり触ったりしたことはないかも知れませんが、実はよい家具が多いオランダ。 本日は珍しいオランダの家具メーカーArtifort/アーティフォート。こちらは日本の老舗ホウトクがアーティフォートと技術提携していた時期のプロダクト。世界的にもとてもクリエイティブだった時期からみた21世紀
オランダ製の家具はちょっと“尖ったデザイン”で直線的なデザインが多いイメージです。フリゾクラマーのリザルトチェアが有名ですが、コンパスレッグと薄いプライウッドによるシャープなデザイン。こちらは雑誌やネットでご覧になった事がある人もいると思います。 本日ご紹介いたします、アーティフォートのラウンジチェアは当時から想像した近未来をデザインに落とし込んだスペースエイジデザイン。浮遊感さえ感じる不思議なフォルムに、ふっくらとしたシートを合わせた軽快なスタイルは、近く来る未来をイメージしたユニークなデザインです。 カルテルやB-Line社のプラスチックファニチャーとの共通項が多いラウンジチェアです。 日本では大阪万博の頃、固定電話しかない時代からみた携帯電話のデザインはご存知でしょうか?。なんと言いますか可能性や技術的な事はともかく、これから先の時代への“夢”や“憧れ”が詰まった時代のデザインです!!。 Artifortはピエール・ポランなどの有名デザイナーなどにより、60年代、70年代を牽引した独創的な家具メーカー。一体成型のシェルを使った緩やかなカーブ。回転するシートを支える一本脚は現在も人気のラッパ脚。 今となっては存在して当然の素材や技術・デザイン。しかし当時としては難しく、大量生産もノウハウのあるファクトリーのみの時代に、これだけのデザインを商品にするノウハウを国を超えて技術提携するあたりに、当時の“熱”を感じてしまいます。スペースエイジデザインというキーワードは、そのような時代背景や当時の情熱が理解できる感性を持った人達によって作られたのかもしれませんね。 今は、現在から観た過去として、ユニークで可愛らしいデザイン。逆に新鮮味さえ感じられるアイテムです。 ラウンジチェアといっても構えるようなチェアではなく、一人掛けのソファの様なイメージです。パントンの照明やサーリネンのチューリップチェアなどと組み合わせると、一層スペースエイジな世界観が楽しめるインテリアとなります。----------------- SPEC -----------------
Item number: SB11-13
Size: W 70 × D 80 × H 71 (SH 40) cm
Price: ¥SOLD OUT
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