FLOS Papillona Floor stand
本日は、蝶をモチーフにしたスタイリッシュな造形が魅力的なスタンドフロアライトのご紹介です。 イタリアを代表するプロダクトデザイナー"トビア・スカルパ Tobia Scarpa"氏と世界有数の照明ブランド "フロス FLOS" 社による拘りの一点。 是非ご覧になっていってください。情熱を昇華させる。
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すらりとした立ち姿。その流れを加速させながら蝶の羽に伝い広げてゆく"造形の美"。
こちらの「パピローナ Papillona」がデザインされたのは、イタリアのモダンデザイン照明ブランドFLOS社が創業してから10年余りが経過した1975年のことです。
インテリアの黄金期とされたミッドセンチュリーから、まさしく現代テクノロジーと呼べる技術に迫る変革が起きていたこの時代。
当時様々な企業が急激な成長を遂げる中、フロス社は世界でも屈指のデザイン力を持つデザイナー達と協力し、そして新たな特許技術を研究・開発することで革新的な照明作りを行っていました。
当時フロス社が初めて手掛けた、当時でも最先端のハロゲン技術を使用したデザイン照明。その一つがこの「パピローナ Papillona」です。
空間全体を間接的に明るくしていくアッパーライト仕様。
クリアに灯るモダンさの中にもパッションに満ちた姿が印象的です。
フレームラインはイタリアンモダンならではの洗練された明瞭さ。
中心部に宿る赤いカラーリングが情熱的な緊張感を感じさせますね。
そしてその先で昇華されたように蝶の姿となり、ダイナミックに灯る明かり。
まるで当時のフロス社を取り巻く世界や、人々の想いを表しているかのようです。
高い品質を持つことでも知られるフロス社のデザイン照明。
こちらの作品を見てみますと、エナメルで仕立てられたアルミフレームや金属化されたプリズムガラスが使用される等、革新的かつ拘りの限りを尽くしたディティールの数々が見受けられます。
その素材の良さや仕上がりの高さから、日中等の消灯時にもオブジェ作品と同等のインテリア性をお楽しみ頂ける逸品です。
如何でしたでしょうか。
時代がどれほど技術の進化に翻弄されようとも「デザインと機能は一体である」というイタリアンモダンデザインの根底が、そこには存在しているようです。
後に工業デザインの最高峰と言われる"コンパッソ・ドーロ賞"を受賞したトビア・スカルパ 氏の類まれなる才覚、そしてイタリアから世界屈指のデザイン照明ブランドとなったフロス社の技術力によって生み出された「パピローナ Papillona フロアスタンドライト」。
それはモダンデザイン照明の世界にとって、重要な一歩となった作品と言えるでしょう。











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