FRITZ HANSEN
PK22
こんにちは。学芸大学店の本日のブログでございます。本日ご紹介させて頂くのはデンマーク家具の巨匠“ ポール・ケアホルム / Paul Kjaerholm ”の“ PK22 ”。昨年はラタン張りのPK22が入荷した学芸大学店ですが、なんとこの度、本革張りのPK22が入荷致しました!前回のラタンとはまた一味違った本革張りの魅力をお伝えさせて頂きます。
ブラックレザー×スチール
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ブラックのレザーがシンプルな直線的なフォルムをより引き立たせている今回のPK22。ブラックレザーとステンレスフレームのバランスが美しい逸品です。
ケアホルムは、「自分の個性よりも素材の特性を表現したい」と独自のデザイン哲学を持っています。PK22はまさにそのデザイン哲学を体現しています。PK22の構造は、座面や背面に走った左右のステンレスバーがテンションを保ち重さを支えてくれるというシンプルなモノ。形にこだわりすぎなかった結果、素材の持ち味が上手く活かされ美しさが際立っているところに巨匠ならではの技を感じます。
「担架」のような構造とも呼ばれております。というのも上記の支え方に加え、見た目の印象とは対照的に座った際のレザーの沈み込みは包み込まれるような丸みのあるホールド感。安心できる座り心地となっております。また、重心が低いので日本の床暮らしの住環境にも適応し易いのも嬉しいポイントです。
また、レザーは使い込むごとに馴染んできます。触り心地や質感も、高級感を感じずにはいられません。見た目のバランスはもちろん美しいです。スチールを上手く使ったことで張地の魅力を最大限に引き出しているケアホルムのデザイン力、世界的デザイナーはやはり凄いです…。
PK22がデザインされたのは63年も前の1957年。ミラノトリエンナーレにてグランプリを受賞した彼の代表作ですが、現在でも販売が続けられているのは多くの人がこの素晴らしいシンプルさに惚れ込んでいるから。いつまでも使い続けたくなるモダンデザインの流行にとらわれない確固たる美しさを楽しんでみませんか?
レザータイプの魅力、うまくお伝え出来たでしょうか。
既に完売しておりますが、前回入荷した際のブログ
~スチールに魅了され、貫いたスタイル~でラタン張りのPK22をご紹介させて頂いておりますので、こちらとも是非見比べてみて下さい!