Fritz Hansen
B Table
色褪せない輝きを放つ北欧家具。
シンプルなデザインの中に光る造りの良さと、素材の良さは時代を超えて愛され続けています。
中でもデザイン、品質共に高い水準にあることで認知されているデンマークの家具。
それらには北欧家具における全ての魅力が詰まっているといっても過言ではありません。
本日紹介させて頂くのはデンマークで生まれた実用面とデザインを兼ね備えた名プロダクト。
スーパー円テーブルのご紹介です。
上も下も無いテーブル
>>この商品の詳細を確認する
1872年に設立された北欧家具の代名詞、フリッツ・ハンセン。
アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナー、ポール・ケアホルムなど名だたる名デザイナーとタッグを組み、数多くの名作家具を輩出し続けてきました。
とらわれないデザインたちは近代北欧デザインの概念を覆し定着させ、今尚幅広いシーンに影響を与え続けています。
このテーブルは1968年にピート・ハイン、ブルーノマットソン、アルネ・ヤコブセンの3人の巨匠が共同でデザインを手掛けた名プロダクト。
「スーパー楕円」と「スーパー円」で構成され、長方形でもなく一般的な楕円形でもない絶妙なカーブを描く天板が特徴のテーブルです。
この特有の丸みと曲線はピート・ハインが手掛けたストックホルム広場のラウンドアバウト(環状交差点)からインスピレーションを得たと言われています。
丸ではスペースを無駄に使い、楕円では幅が限られてしまう。
そしてピート・ヘインが提案したのがこのスーパー楕円という形状だったのです。
この絶妙なかたちはストックホルム市の交通問題解決を解決し、後にカナダやフランス、日本でも採用されています。
特有の脚、通称スパンレッグはスウェーデンのデザイナーであり建築家であるブルーノ・マテソンが手掛けたもの。
二本に枝分かれした独自の形状はネジ等のパーツを必要とせず取り外しが行えます
確りと天板を支えながらも、圧迫感を与えず、美しい天板デザインを十分に引き立てます。
この形状の特徴はもう一つ。
明確な上座と下座を生まないという点です。
洗練された佇まいに感じさせる優しさはこの特有の形状だからこそ生まれたのかもしれません。
絶妙なフォルムとスパンレッグ、エッジのアルミの表情。
無駄の無いデザインはエレガントなアクセントを生み、ダイニングから会議室まで幅広い空間と人同士を支えてくれます。
巨匠と老舗が独自の力を持ち合わせて生まれたテーブルの代名詞。
デンマークデザインの魅力が随所に詰まった名プロダクトです。