Fritz Hansen
POUF LARGE
見渡してみると部屋の中はたくさんの直線で溢れています。
そもそも間取り自体が直線的なので、収納家具やテーブル、ソファなど大きな家具になるほど四角いほうが取り入れやすいわけです。
でもここ最近のインテリアのトレンドは曲線、なんだそうです。
柔和を取り入れる
そこで、曲線を手軽に取り入れるならこんなアイテムはいかがでしょうか。
モロッコ発祥のインテリア、プフ。ころんとした丸いフォルムが特徴の羊や山羊革で作られるクッションスツールです。
ただ今回は、プフはプフでも本場の伝統的なそれとは異なるモダンな1点。Fritz Hansen(フリッツハンセン)のホームアクセサリーラインのために手掛けられた「プフ | POUF」です。
家具をはじめ照明や家電、食器など、さまざまなプロダクトを生み出すデンマーク生まれの女性デザイナー、Cecilie Manz(セシリエ・マンツ)がデザインを担っています。
丸い形状はそのままに素材やカラーリングを変えることで、よりシンプルで洗練されたルックスを授けられたプフ。さすがはモダンミニマリズムの達人といったところでしょうか。
どこか無機質なコンクリート(グレー)と淡いベージュの2つのカラーリング、さらにキャンバス・ウール・レザーという3つの素材のコントラストが絶妙なニュアンスを作り出します。
また、柔らかさを残しつつも沈み込み過ぎない固さのクッションは腰掛けに最適。どの角度からも座ることができるうえに、直径60cmのラージサイズはなんと座面の上で胡坐や正座もできちゃいます。
しかも足置きとして使ったり、トレイを使えばサイドテーブル代わりにもなるなど、使い道が多岐に渡るところもプフならではの魅力といえるでしょう。
構造的になりがちな直線に柔和な曲線を加えてメリハリをつくるミックススタイルのインテリア。
より手軽に曲線を取り入れるなら、掛け時計や花瓶、照明などの小物もおすすめですが、このプフなら寛ぎのお供としても一役買ってくれます。
床に置くだけで和みのアクセントとなるフリッツハンセンのプフ。曲線美と機能美をぜひご堪能くださいませ。