Fritz Hansen
Drop Chair
デザイナーズチェアの中でも一際メディアへの露出が多いエッグチェアは、“Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)”がデザインを手掛けた名作として知られており、卵のような丸みを帯びたアーティスティックな造形は発表より60年以上経過した今日でも、フリッツハンセンのアイコニックな唯一無二の美しさを持つ椅子として、世界中のファンに愛されています。
今回ご紹介する椅子も、同時代にデザインされたヤコブセンらしさの光る一脚です。
アルネ・ヤコブセンの描く曲線
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1960年、デンマークのコペンハーゲン中央駅近くに完成したSASロイヤルホテルは、ヤコブセンが建築から内装・家具・ドアノブに至るまで、それに関わるもの全てのデザインを手掛けたホテル。
名作エッグチェアやスワンチェアもこのホテルのために作られたことで知られています。
こちらの“Drop Chair(ドロップチェア)”もその一つ。
当時ホテルの化粧台用チェアとして使用するため約200脚のみ製造されたドロップは、その後長らく一般販売されることはありませんでした。
しかし、製造元であるフリッツハンセン社の「歴史的作品の数々を大切にしていきたい」という意向から、2014年、オリジナルの布・レザー製フルパディングモデルと共にプラスチックモデルが新たに加わり、再び製造が開始されたそうです。
ドロップの名の通り、しずく型になっている背座一体型のシェル。
身体の曲線に沿ってぴったりとフィットするような快適な座り心地は、ヤコブセンの得意とする曲線により生まれています。
モダニズム建築の代表作として現在でも有名であるSASロイヤルホテルは、無機質な高層ビルのデザインに対して、「自然との調和」を意識し丸みを帯びたフォルムの家具を多数配置するというヤコブセンの感性により出来上がりました。
優美なデザインから感じる『直接的』な美しさは勿論、そのデザインに至った背景にある『内面的』な美しさによりその魅力は一層増します。
プラスチック製のシェルはユニークなデザインに拍車を掛けており、よりポップな印象に。
スペースエイジ系からモダン系まで幅広いテイストのインテリアとの組み合わせをお楽しみ頂ける1脚となっております。
曲線を巧みに操る巨匠 アルネ・ヤコブセンが手掛けた、シンプル且つユニークな椅子『ドロップチェア』。
残念ながら入荷後すぐに販売済みとなってしまいましたが、【アルネ・ヤコブセン】の家具は高価買取対象商品になります。
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