Fritz Hansen
Seven Chair
北欧家具を代表する傑作作品のひとつ『セブンチェア』。
流れるようなデザインにシェイプが効いた洗練された佇まいはなんとも言えない美しさを放っております。
今から半世紀以上前のデザインとは思えないほどコンテンポラリーでモダンな空気を醸し出していますね。
本日はそんなセブンチェアの80年代ヴィンテージパティング使用キャスターベースが入荷したのですが、パディング破れや、キャスターベースの不調など、入荷した当初は自信を持って店頭にだせるレベルではございませんでした。。
ただ、フレームは生きていて中のプライウッドにはチーク材が使われていたりと廃棄にするには非常にもったいない歴史あるアイテム。
それならばということで、いつもお世話になっている専門業者社様に依頼して色々と手を加えて綺麗に蘇らせて頂きました^^
そうしてできたのがこの鶯色のオリジナルカラーセブンチェア。
淡く深みのある鶯色がとても綺麗で、リビングでも春の爽やかさと心地よい風が感じられそうだと思いませんか^^(笑)
なかなかの出来だと自負しちゃっておりますので少し紹介させていただきますね♪
デザインの歴史に名を刻む名作チェア
>>この商品の詳細を確認する
現在のモダンな北欧デザインの原型を作り上げ、デンマークデザインの父とも呼ばれている『アルネ・ヤコブセン』。
そんな彼の代表作に数えられ、フリッツ・ハンセン社の中でもアイコン的存在となっているのがこのセブンチェア。
全世界で500万脚以上売れており、デザインの歴史にも大きく影響を与えているプロダクトです。
その魅力のひとつはなんといってもその洗練されたフォルム。
どんな角度から眺めても芸術的な完成された美しさが私達の目を楽しませてくれます。
この美しい造形美はフリッツハンセンの類まれなるクラフトマンシップから生まれてくるもの。
まず座面は薄い9枚の積層合板で構成されています。一番外側は美しい木目の仕上げ材、内側の7枚はバーチ材で縦目と横目を組み合わせることで、強度を高めています。また補強のため外側2枚の仕上げ材の裏にはインド綿が貼り込まれており、そしてそれらを合わせて3Dプレスマシーンにて加圧・加熱し椅子の形に立体成形していく。すると三次元曲面に成形された、軽くて強く、断面さえも美しいプライウッド製品ができ上がるのです。
こうした一つ一つ丁寧でいて計算されつくした技術が洗練された芸術的デザインを生むのですね。
こうして出来上がったシートは見た目の美しさだけではなく確かな座り心地も提供してくれます。
左右に大きく広がった背もたれと背から座面へ向かうカーブが、包み込む様なホールド感。体の曲線に合わせて丸みを帯びているため、背中が当たって痛くなるというようなことになりにくい構造です。また成形合板が体の重みに合わせて程よくしなるため、快適な座り心地を実現しているのでしょう。
セブンチェアがここまで世界的に高い評価を受けているのは単に見た目の美しさからだけではなさそうです。
セブンチェアの販売実績は700万脚以上というとてつもない数になっておりますが、いろんなカラーバリエーションや素材、脚部など自分好みのものが選べるという点も人気の理由の一つだと思います。
今回入荷したカラーは通常市場に出回ることのない特別カラー。決して人とかぶることのない自分だけのオリジナルの一脚にできそうですね♪
是非コレクションに加えてみてはいかがでしょうか^^