Fritz Hansen
Tambourine Patterned Swan Chair
旅行の楽しみと言えばその土地の観光ですが、同じくらい重要なのがホテル選び。
非日常な空間で寝泊まりするのはうきうきしますよね。インターネットや雑誌などで事前情報をいくらでも得られる時代ですが、やっぱりホテルや旅館の入り口をくぐった瞬間の高揚感は実際に体験してみなければわかりません。
本日は、そんな楽しい気分を日常に少し引っ張ってこれるようなラウンジチェアをご紹介いたします!
自然に身を委ねて
>>この商品の詳細を確認する
本日ご紹介するのは、デンマークの首都・コペンハーゲンにて1872年に創業したファニチャーブランド"フリッツ・ハンセン FritzHansen"のアイコン的存在とも言えるスワンチェアです。
スワンチェアは、1958年にコペンハーゲンのラディソンSASロイヤルホテルのロビーやラウンジエリアのためにアルネ・ヤコブセンによってデザインされました。
1956年に建設が始まった同ホテルは、建築から家具、照明、カトラリーに至るまで全てヤコブセンによってデザインが手掛けられた、世界で初めてのデザインホテルです。
スワンチェアの何よりの魅力と言えばそのフォルム。左右のアーム・背座面全て一続きになっていて、シート部分には直線が一切ありません。
白鳥の豊かな羽毛をイメージさせるデザインは、植物への造形が深かったヤコブセンの自然に対する視点を存分に感じ取ることができます。
背座一体型成型にモールドウレタンが施され、身を預けて寛ぐことに特化した座り心地はさすがラウンジ用のチェア。大柄な方でもすっぽりと包み込まれるような形状です。
脚部は4スターベースです。アルミニウム製のシンプルなベースが直線の排除されたシート部分を支えることで、フォーマルで洗練された印象に。
ゆったり寛げるパーソナルチェアが欲しいけど、お部屋の印象が緩くなり過ぎてしまうのは避けたいという方には特におすすめです。
一方で、オフィスやショップなどをかしこまった空間にしないために採用するのも良いと思います。有機的なフォルムのチェアが1点あるだけで、ユニークなアクセントになりますよ。
そして今回入荷したスワンチェアは、張地になんと日本のテキスタイルブランド"ミナペルホネン mina perhonen"の生地が採用された特別なタイプです。
使用されているのは、ミナペルホネンの中でも特に人気なタンバリン柄。ぽこぽことした不揃いな粒によって描かれた円がいくつも連なり、柔らかく個性的な表情を生んでいます。
植物や動物といった自然界の生き物をモチーフにすることが多いミナペルホネンのファブリックと、スワンチェアの生き生きとした動物的なフォルムはまさに理想の共演ですね。
本日ご紹介したのは、フリッツハンセンのタンバリン柄スワンチェアでした!
残念ながらブログを書いている途中でSOLD OUTとなってしまったのですが、それも頷けるフォルムもファブリックも隙が無くキュートな1脚。
中古市場でもお目にかかる機会がほぼないアイテムですが、また出会えることを願いたい、そんなスペシャルなスワンチェアのご紹介でした。