Fritz Hansen
PK22 Easy chair, Wicker
本日はお馴染み創業1885年のデンマークを代表する老舗ファニチャーメーカー " フリッツ・ハンセン / Fritz Hansen " から、" ポール・ケアホルム / Poul Kjaerholm " 1956年デザインの不朽の名作『 PK22 イージーチェア ( ラウンジチェア ) 』のご紹介です♪
理想的なフォルムと工業的な次元における探求を象徴した名作チェア
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無機質な素材の持ち味を最大限に引き出したストレートなフォルム。高い知性を感じさせる静的なデザインがアーバンラグゼな空間を演出するラウンジライプのチェア。
名門デンマーク・コペンハーゲン美術工芸学校で学び、当時講師をしていた " ハンス・J・ウェグナー / Hans Jorgensen Wegner " から高い評価を受け、20世紀の北欧家具デザインを牽引した " ポール・ケアホルム / Poul Kjaerholm " 。
建築材に強い関心を持っていた同氏は、それまで木材加工を主としてきたデンマーク家具の歴史の中で、当時まだ一般的ではなかったスチール素材を 「 繊細さを内包する天然素材 」 と位置付け、いち早く自身の作品に取り入れました。
「 個性 < 素材 」の特性を表現の基本として掲げる彼の哲学は、工業的な志向が活かされた量産効率の高い構造とエレガントな雰囲気が同居する 「 PKシリーズ 」 を生み出し、ダイニングチェア、ソファ、デイベッド等、様々なバリエーションを展開しました。
こちらも1956年にデザインされたシリーズの一つで、デザイン性、技術力においても以降の作品を大きく飛躍させる端緒となった代表作と云われています。
彼が学生時代の卒業制作として手掛けた「 PK25 エレメントチェア 」が基になっており、一見単組なシルエットを描いた金属フレームの輪郭は、建築的要素と高い技術が盛り込まれており、各分野の批評家らからも高い評価を獲得。
翌57年にはイタリア・ミラノで開催される美術展覧会( デザイン見本市 )「 ミラノ・トリエンナーレ / Triennale di Milano 」で金賞( グランプリ )を受賞し、発表から瞬く間に商業的な成功を収めました。
以来、世界に活躍の場を広げた彼の名は誰もが羨む地位を確立し、今尚その名を轟かせています。
現在、キャンバス地、ヌメ革やスエードといった異素材を組み合わせたシートバリエーションが販売されており、ベースは昔ながらのサテン仕上げが施されたスチール製ですが、それに対峙するような籐( ラタン )が編込まれた天然素材のシートとの組合わせは、4種の中でも特に清涼感に溢れ軽快な印象を齎してくれます。
近代建築界の三大巨匠の一人 " ミース・ファン・デル・ローエ / Ludwig Mies van der Rohe " の傑作『 バルセロナチェア 』に魅了されたケアホルムがそのバルセロナチェアを超えるべく、このチェアをデザインしたと云われています。その彫刻のような佇まいは半世紀以上も経過した現在でも色褪せる事のない洗練されたタイムレスなデザイン、誰もが心惹かれるのではないでしょうか?
ラージヒルのようなフラットシートは使う程に身体に馴染み、飛蝗の足を想わす繊細で強靭なベースはモリブデンのような柔軟さを備えています。このコンビネーションが見た目以上の座り心地を提供し、至福の休息を約束します。
読書や映画鑑賞等リビングやベランダで貴方だけの特等席として、またオフィスのオープンスペースやサロン等でのゲスト用として、幅広いシーンで活躍が期待出来ます。
機能・デザイン共に一般的なラウンジチェアとは一線を画し、設置した空間に精彩を放ちつつ、きっと周りの家具も引き立ててくれます。
この度各店共に数台入荷しましたが、こちらのみ数十年前の作りの良いビンテージ品で、唯一メーカーによるラタンの張替えが近年に行われた正規品です!
それでいて価格もお手頃ですので、お探しだった方は是非この機会をお見逃しなく!!( 参考価格:¥489,500- )