France&Son

Model169 Senator 3p Sofa

1960年代に最盛期を迎え著名なデザイナー達と協働をしてきた『フランス＆サン france & son』。

1930年代にマットレスメーカーとして創業した後、1960年代にはライバル会社の『フリッツハンセン FritzHansen』から従業員を引き抜くなどし約350人の従業員を抱え、デンマークの家具輸出全体の60％を占めていたこともあったそうです。 

今回は、そんなデンマーク家具の黄金期を支えた同社の『Model169  Senator 3P Sofa』のご紹介です！

北欧のレジェンド

デザインを手掛けたのは『オーレ・ヴァンシャー Ole Wanscher』。

1903年にデンマークの最大都市コペンハーゲンで生まれた同氏。1925年には、フィン・ユールやヴェルナー・パントンなど数々の著名人を輩出してきた『王立芸術アカデミー家具科』に入学。デニッシュモダンの父と称される講師の『コーア・クリント』からデザイン理論を学んだそうです。

卒業後は自身の事務所を立ち上げ、複数のメーカーから作品を発表。1950年代に代表作となる『セネター』が誕生しました。

Senator＝上院議員の名の通り、ワンランク上のエレガントな雰囲気と高級感を漂わせるデザイン。

シンプルなフォルムながら曲線的な造形のアームと背面のフレーム。そして、思わず手を乗せたくなる緩やかな曲線を描いたアーム部分。どの角度から見ても美しい表情です。

そして、イエローカラーのファブリッククッション。スウェード調の肌触りと発色に優れた張地はチークフレームの飴色のような色合いと相性が良く、爽やかな印象。

クッションはコイルスプリング仕様となっており、長時間の着座でも疲れにくい掛け心地。深く腰を掛けても沈み込み過ぎることなく自然な姿勢でリラックスできます。

クッションは置き型になっている為、簡単に掃除ができるのも魅力です。

細部まで作り込まれた美しい曲線を描くフレーム、がっしりとしたボリューム感のある背もたれなど、モダンなつくりの中にチーク材の温かみをたっぷりと感じられる逸品です。