FRANK LLOYD WRIGHT
TALIESIN 2
インプションに入って間もない頃、一つの照明に目を奪われた記憶があります。
パズルのような複雑な見た目。それとは反対に、柔らかな光を生み出す構造。今までの照明のイメージを覆すような存在感でした。
何となくそこにあるものだった照明が、まるで自分が主役だと言わんばかりに空間に立つ姿。その照明に一目惚れしたのを、今でも覚えています。
本日はご紹介させていただくのは、私がお世辞抜きに一番欲しい照明です。
建築の思想が形になった照明

20世紀を代表するアメリカの建築家、Frank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライト)。
ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと並び、近代建築の三大巨匠の一人として数えられる、世界で最も著名な建築家の一人です。
代表作として知られるのが、ペンシルベニア州に建てられた住宅「落水荘」や、ニューヨークの美術館建築として有名な「グッゲンハイム美術館」。
また日本国内にも多くの作品を残しており、「帝国ホテル」や「自由学園明日館」などは、日本の近代建築史の中でも特に重要な建築として知られています。
建築だけでなく、家具や照明、ステンドグラスなども自らデザインしており、空間全体を一つの作品として考える建築家でもありました。

1867年、アメリカ・ウィスコンシン州に生まれたライト。
幼い頃は母方の農場で過ごす時間が多く、自然に囲まれた環境の中で育ち、その経験は後に同氏の建築思想へと大きな影響を与えます。
建物と自然環境、人の生活が調和する建築。
ライトが提唱したその思想は「有機的建築」と呼ばれています。
建築は単なる建物ではなく、自然・空間・人の暮らしが一体となるもの。
この理念は建築だけでなく、家具や照明といったプロダクトデザインにも反映されてます。

今回ご紹介するのは、同氏の代表的なデザインとして知られる「タリアセン」シリーズのフロアライト「TALIESIN 2(タリアセン2)」です。
発表から長い年月が経った現在でも、色褪せることなく愛され続けている名作照明。
一見シンプルに見える構造の中には、ライトの建築思想と美意識が凝縮されています。
ミッドセンチュリーを象徴する照明の一つとして、世界中のインテリアシーンで高い人気を誇るモデルです。

本来「タリアセン」とは、ライト自身が設計した建築群の名称です。
アメリカ・ウィスコンシン州に建てられた「タリアセン」は、同氏の設計事務所であり住居でもあり、さらに弟子たちと共同生活を送りながら建築を学ぶ教育の場でもありました。
また。タリアセンとはウェールズ語で「輝く額」を意味し、丘の頂上ではなく斜面に建物を溶け込ませるというライトの建築思想を表しています。
そして「タリアセン2」を含む照明シリーズは、この建築空間のためにデザインされたもの。建築の一部として考えられた照明なのです。

何と言っても目を引くのが、その独特なフォルム。
電球を囲むように配置された木製シェードと反射板が、リズミカルに積み重なることで立体的な構造を生み出しています。
その姿はまるで抽象化された樹木のよう。
建築的な構造美を感じさせるデザインでありながら、オブジェのような存在感も併せ持っています。
また、上下の反射板は取り外しが可能。
設置位置を変えることで光の広がり方を調整でき、空間に合わせた表情の変化を楽しむことができます。

日中は差し込む光によって木陰のような陰影を生み出し、夜になるとシャープで都会的なシルエットが浮かび上がります。
ミッドセンチュリーインテリアはもちろん、モダンな空間にもよく馴染むアートピースのような照明です。
また、今回入荷したモデルは、優しい木目と赤みのある色合いが美しいチェリー材の一台。
滑らかな手触りも特徴で、無垢材ならではの経年変化も楽しんでいただけます。

建築家フランク・ロイド・ライトの思想が詰め込まれた照明「 TALIESIN 2」。
空間のアクセントとして、あるいはインテリアの主役として。
時代を超えて愛され続けるデザインは、現代の住空間にも自然に溶け込みます。
名作照明をぜひ暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。











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