FRANK LLOYD WRIGHT
falling water
無機質な建築が多い現代。
「より人間的な豊かさ」について生涯を賭けて問いかけ続けた巨匠、フランク・ロイド・ライト。
多くの名作を残し現在でも多くのファンを持つライトですがその人生は順風満帆と言えるものではありませんでした。
そんな彼が晩年に完成させた建築は美しすぎる傑作住宅として多くの人々を魅了し続けています。
本日紹介させて頂くのはその美しすぎる傑作が描かれた作品です。
風と滝の音
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ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと共に近代建築の三大巨匠と呼ばれるフランク・ロイド・ライト。
今回ご紹介させて頂くのは彼の代表作のひとつとして知られる名建築「落水荘 falling water」のアートポスターです。
その名の通り滝の上に建てられた建築「落水荘」。
1930年代、ピッツバーグのデパートのオーナーだったエドガー・カウフマンのために設計された住宅です。
建設されたのは森の中。
落水荘は自然との調和を得意としたライトの真骨頂といえます。
こちらのポスターは写真などでよく見られるアングルから描かれたもの。
ラフなタッチと繊細で淡い色使いが美しい作品です。
爽やかな描写から風で揺れる木々と滝の音が今にも聞こえてきそう。
下部には「1994年2月20日から5月10日」の日付とニューヨークの近代美術館(MoMA)の文字が。
この時期に開催されたフランク・ロイド・ライトのエキシビションが行われた際に販売されていた様です。
描かれることでより鮮明になるライトの建築の素晴らしさ。
完璧主義だったことでも知られるライトですがその完璧な直線やバランスに他に無い美しさを思い知らされます。
落水荘は現在でも残されており、滝の音と風が揺らす草木の音の中から現れる建築は訪れるもの全てに感動を与えるそう。
建築家として幾度の苦しみを乗り越えたフランク・ロイド・ライト。
名声を失っても尚立ち向かい続けた強い姿勢は美しい建築物を生み出しました。
ライトが追い続けた有機的建築の真骨頂をより身近に感じて頂けます。
風と滝の音のする逸品のご紹介でした。