Farstrup
Dining Chair Model 219
良質な木材に恵まれ、屋内での時間を大切にする風土から、多くの名作家具が生まれたデンマーク。
有名無名問わず、様々な工房が素晴らしい家具を生み出し続けています。
日本国内での知名度はやや低めながら、北欧家具好きの方ならきっと気に入っていただけるであろう、素敵なシルエットのダイニングチェアが入荷しました。
軽やかな北欧ミッドセンチュリー
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"ファーストラップ Farstrup"はデンマークの片田舎で1910年に創業され、今でも現存する老舗工房です。
国内代理店が無いので、日本でお目にかかる機会は少ないものの、ビンテージ市場では高い人気を誇る、知る人ぞ知るブランドです。
製材所からスタートしたファーストラップが椅子の製作に乗り出したのは1918年のこと。
1950~60年代には椅子の大量生産体制も確立し、何百万脚ものチェアを生産。デンマークの人々の暮らしを支える重要なブランドに成長を遂げました。
現在のラインナップもほぼ椅子が占めており、100年間一貫したスタイルにただただ驚くばかりです。
今回入荷したのはモデル219という、特徴的な背もたれが可愛らしいダイニングチェア。
工業的というか、素っ気ないネーミングから大量生産されていた時期のモデルと思われますが、シンプルな名前とは裏腹に凝ったディテールがそこかしこに。
フレームの主材はビーチ無垢材、背もたれはチーク材を使用。両サイドにスリットが入った背もたれは三枚連なることで唯一無二の個性的なシルエットに。
主張はしつつもスッキリとした見た目でうるさくはない、素晴らしいデザインだと思います。
幕板にも見通しの良い一仕事が加えられています。座面下にも抜け感を持たせることで、全体をさらに軽やかに。
大量生産されたものなら、もっと野暮ったくなりそうなものですが、さすがデンマークの家具工房。妥協の無い仕上がりです。
個人的にもこのフレームデザインは、今年見たチェアのなかでも特に好みです。
後年張り替えられたものと思われますが、発色の良いブルー系のファブリックも良い感じです。
フレームは経年による退色も影響して比較的薄めの色味となっているので、このファブリックがとっても映えます。
今回は同仕様が2脚入荷しております。眺めて良し、座って良しと、初めてのビンテージ北欧家具としても取り入れやすいお品物ではないでしょうか
歴史ある老舗ブランドの逸品を引き継いでみませんか?
ファーストラップ FARSTRUP Model 219 ダイニングチェア ブルー系ファブリック チーク×ビーチ材 A
ファーストラップ FARSTRUP Model 219 ダイニングチェア ブルー系ファブリック チーク×ビーチ材 B