Vintage
teak desk
出生が不明なビンテージ家具って結構多いんですよね。
その素性を調べるのは、非常に骨の折れる仕事。
細かな装飾や構造といったディテールからヒントを見出して、解き明かした時の喜びはひとしおです。
エキゾチックなビンテージデスク
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本日ご紹介するビンテージデスクもめちゃくちゃ時間をかけて調べ上げたのですが、結局分かりませんでした(笑)
しかし、この佇まい。
只者ではないと思わせるオーラを纏っていますよね。。。
買取させていただいたお客様曰く、シンガポールでご購入されたとの事です。
じゃあシンガポールビンテージ?でもどことなくフランスビンテージの様なシャビーな雰囲気もあるし、、、。
1824年から1945年までのシンガポールは、イギリスの植民地でもあった為、そっちの人たちに向けて造られた物なのかも??
う~ん。謎が謎を呼ぶ、、、。
そんな異国情緒漂うこちらのデスク。
高級木材のひとつであるチーク無垢材を贅沢に使用しております。
経年によって赤みが増し、深い飴色に変化したチーク材の表情。素敵。
僅かに艶もあってすべすべした手触り。
どことなく古材の様な感触です。
人が触れることによって徐々にしっとりとした手触りに変わっていったような感じがします。
人工的に削り出した物では感じられい優しさや温もりを感じられるんですよ。あぁ~。癒される。。。
色表面の傷や色ムラといったダメージすらも装飾の一部のように映ります。
直線的なフォルムをしておりますが、角は全て丁寧に丸く削り取られ、
少し重めのフォルムの中に繊細さを感じさせますね。
ここで私の一番のお気に入りポイント!
それは4枚の分厚いチーク無垢材が使用された天板から袖へと流れていく継ぎ目!
僅かに継ぎ目がずれているところがなんだか可愛らしくて好きなんですよね。(笑)
これは、日本でいうところの「畳の合わせ目を十字にしてはならない」的な意味合いが含まれているのではないか!
っと勝手に思っています。(笑)
きっと強度を高くするためなんでしょうけど。
袖部分には、1杯のドロワーとキャビネット収納が備わっております。
デスクに備え付けの収納で、キャビネット収納って珍しいと思いませんか?
個人的には底の深いドロワーよりもこっちの方が好きではあります。
何故なら、収納物の向きを自由にできるから!
デスクって事もあって、収納には上から下へ向ける視線を意識しがちですが、
それだと収納物の向きが限定されて思っていたより入らないな~なんてことありますよね。
でもこれなら向きなども自由に配置できそう!雑誌を立てて収納しても背表紙が見えますしね。
さて、今回ご紹介したビンテージデスクはいかがだったでしょうか?
この只者ならぬ雰囲気、ものすごく素敵ですよね。
この家具からは、今までの使用者様が『家具を愛する』という素敵な想いが感じられるように思います。
雰囲気も大変良いので、自宅でのご使用は勿論ですが、店舗什器としてもその味わいは活きてくると思います。
是非、ご検討くださいませ。