Vintage
Arm Chair
異なる材を掛け合わせる事で生まれる違和感と調和。
家具にもその仕様はよく見られます。
生活道具である家具は使われることで空間と人に馴染むもの。
ひとつの家具に用いられた異素材同士もまた、時間と人が馴染ませてゆきます。
レザーと木材が程よいバランスでまとめられたアームチェアです。
無名の美
>>この商品の詳細を確認する
確りと重厚な面持ち。
経年を帯びた木材による深みと渋み。
しかしながらどこか感じさせる繊細で華奢なスマートな一面。
大ぶりなスケールながら感じさせない圧迫感はこのフレームデザインの特徴です。
それらに与えられたのはレザーの背と座。
ただレザークッションを嵌めるのではなく、編み込むことで生まれる軽快さと品はこのチェアの重たさを軽減しどこか抜ける様な印象を担います。
木材には無いレザー特有の経年変化も美しく、それぞれの個性を引き立て合います。
たっぷりとした座り心地もこのチェアの魅力。
クッションや板座には無い独特のテンション感は編み込みの座面特有の質感。
見た目のスマートさと佇まいの良さからは想像も出来ない安定感は最早ラウンジチェアの様。
程よいボリュームにより長時間寛ぐことも出来ます。
互いの経年によりぼやけた境目。
異素材で構成された家具が持つこの特徴は個性となり、シンプルな造形に説得力を与えます。
往年の名作と並べても引けを取らない佇まいと品。
異素材の融合は様々なスタイルに馴染みそう。
無名の美が宿る一脚です。