BISLEY

BASIC F4 DESK SET

ようやくひと心地つけるような気温になった本日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

まるで6月の梅雨に降るはずの雨がそのまま持ち越されたような天気です。

湿度も変わらず高いという事は汗がかきにくいという事でもありますので、どうぞ油断せずにお過ごしくださいませ。

本日のご紹介は存在感を出さずに、けれども広いスペースが欲しい方にはうってつけの1台。

宜しければ是非、最後までお付き合い下さいませ。

キャビネットのデファクトスタンダード

今回は英国のファニチャーブランド、ビスレー | BISLEYの1台。

イギリスのロンドン南西そばにあるビスレー村で1939年に創業したビスレーは80年以上の歴史を今も紡ぐ老舗。

創業の当初は自動車部品等を製造していましたが、モダンデザインの隆盛、そして電気通信技術の高まりによって広がるオフィスでの働き方に寄り添うようにスチールキャビネットの製造を始めています。

その品質は折り紙付き。多くのお洒落巧者が頼りにするセレクトショップ コンランショップの生みの親 サー・テレンス・コンランの収納の提案に適う品質を持ち、ハーマンミラー社のヨーロッパ製品を手掛ける等素晴らしい実績がそれを物語っています。

オフィスファニチャーを出自に持つだけあって、そこから広がる可能性というものにも柔軟な提案を見せるビスレー。

今回はそのキャビネットを主軸に出来るワーキングスペースが魅力的なセットです。

キャビネットは豊富な収納力を持つF4タイプ。1杯につき内寸 おおよそ幅41×奥行41×深さ14センチのドロワーが4杯備わっています。

スチール板をそのまま成型したタイプでも精密な造りで使いやすいのですが、今回は収納量に負けないスライドレールが付属。

ドロワー内を仕切るパーツも十分な量が付き、用途に応じてカスタマイズが可能です。

天板はメラミン樹脂を配したデコラトップ天板。

最高峰の高級木材でもあるローズウッドを良く表現した天板は、ミッドセンチュリー期のようなほんのりダークな雰囲気を楽しませてくれる素敵な仕様。

そして天板のサイズは幅160 ×奥行50センチ。

ダイニングテーブルで考えると4人でも余裕のある幅ですが、奥行はざっくりその半分。

両側面にキャビネットが土台としてあるため、椅子を指し入れるスペースは幅60センチほど。天板下の高さは71センチほどになります。大型でなければアーム付きのデスクチェアも格納できる、丁度良いバランスが取られている事が良く分かりますね。

例えばワンルームなら、廊下突き当りのドアを開けた正面を基準にして横幅方面はコンパクトにしたいもの。

毎日使う場所だから豊富なスペースは欲しいけど、動線をふさいでしまうような大きなデスクはストレスフル。そんな悩みを解決してくれる素敵な選択肢だと思います。

壁付けにしてもキャビネットの後ろには隙間が出来るようになっているのでAV機器や照明もお使い頂けます。

通常はディスプレイ用のコンソールテーブルとして。書き物が必要な時にはパッとデスクにもなる店舗什器のような使い方も素敵な、スマートなデスクセットです。