Pastoe
Writing Desk
多くの名プロダクトが誕生したミッドセンチュリー期。
技術の進歩や時代の激しい変化、異文化同士の混合は刺激的な名作へと形を変えました。
本日ご紹介させて頂くのはオランダで生まれた名ビンテージ。
黄金期の北欧家具やUSミッドセンチュリーモダンデザインとはまた異なる表情の逸品です。
美しいバランス
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オランダミッドセンチュリーモダンを代表する名ブランド、パストー。
シンプルで良質、しかしながらどこか異質で美しい佇まいの名作を残しています。
デザインを手掛けたのは同じくオランダのデザイナー、ケース・ブラークマン。
1934年からPastoe社にてキャリアをスタートした同氏は近代的なデザインのプロダクトを多く生み出しました。
巨匠、イームズ夫妻の仕事に影響を受けたと言われるデザインスタイルは多岐に渡り、このデスクにもどこかミッドセンチュリーモダンファニチャー特有の色気を感じさせます。
直線的で美しいふたつのキャビネットと天板、それらを支える脚。
シンプルに思える構造ですが美しいのはこれらを繋ぐ繊細且つ大胆なバランス。
丁寧に仕上げられたディティールにまで配慮が行き届いており、重厚ながら軽やかな佇まいを持ちます。
右手側には抽斗4杯。
最上段は施錠可能ですので貴重品の保管にも適しています。
シンプルに、しかしながら引っ掛かりの良い取っ手デザインは秀逸。
角部にも美しい処理がなされています。
左手は施錠可能な木扉収納。
鍵がハンドルの役割を担う仕様です。
取り外し可能な棚板付きなので多様な収納が可能。
高さのあるものもすっきり収まります。
一台で十分な収納力です。
天板とキャビネットを繋ぐこの箇所が美しいフォルムに明快な陰影を与えます。
木材が持つ温度とブラックのメリハリ。
これにより生まれる程よい緊張感。
デスクの存在感を決定付ける重要なディティールと言えます。
ブラックの塗装が施された脚はデスクに重厚感を残しながらすっきりとした印象をプラス。
天板下のパーツ同様、全体の雰囲気をしっかりと引き締める印象的な仕様です。
深みある表情は十分に経年を帯びたチーク材によるもの。
北欧家具を彷彿とさせるこの風合いとダッチデザインが持つ特有の雰囲気の融合も他に無い魅力と言えます。
美しいデザインとバランス、素材感、つくりの良さ。
そしてなんとも形容し難い絶妙な美的感覚が随所に表れた名ビンテージアイテムです。