Herman Miller
Embody Chair

ハーマンミラーと聞いて、まず思い浮かぶのはシェルチェアという方も多いのではないでしょうか。セカンド、サードと年代ごとの違いや、思わず集めたくなるような魅力的なカラーバリエーション。

デザイン性の高い名作チェアを数多く生み出してきたブランド、という印象が強いかもしれません。

しかし今回ご紹介するのは、そうした名作家具の枠を超え、現代科学と人間工学を徹底的に注ぎ込まれた、座り心地の最高峰を目指した一脚です。

デザインの正体は、圧倒的なテクノロジー

1905年、アメリカで創業したHerman Miller(ハーマンミラー)。100年以上にわたり、家具デザインの歴史を牽引してきた老舗ブランドです。

イームズ夫妻による数々の名作を世に送り出し、ミッドセンチュリーデザインを語る上で欠かせない存在として、今なお世界中で高い評価を受けています。

今回ご紹介するのは、そんなハーマンミラーが誇る高機能ワークチェア"エンボディチェア"。

一目見ただけで、機能性の塊であることが伝わってくる独特のフォルムが印象的です。

それもそのはず、エンボディチェアは機能を後から足した椅子ではなく、すべての機能がそのままデザインとして表現されており、テクノロジーを隠さず、むしろ外観の一部として昇華させている点こそが、このチェア最大の特徴です。

ガス圧式によるシート高さ調節に加え、座面の奥行を体格に合わせて調整できるため、太ももへの負担を軽減。

さらに、リクライニングの硬さ調節や可動範囲の設定が可能で、作業姿勢からリラックスした姿勢まで自在に対応します。

アームレストも高さ・幅の両方を調節できるため、肩や腕への負担を抑え、集中力を維持しやすい設計となっています。

また、座面と背もたれには動的なピクセル構造が採用されており、バックフィット調節により、背もたれが背骨の自然なS字カーブに沿ってフィット。

着座する人の動きに合わせて背もたれが追従し、常にバランスの取れた自然な姿勢を保ちます。身体が動いてもチェアがそれを受け止め、無意識のうちに正しい姿勢へ導いてくれます。

体圧分散性能に優れ、フィット感も細かく調整可能なため、血行や酸素の流れを妨げにくく、長時間のデスクワークでも集中力を持続し、結果として脳の働きが活性化し、思考力や創造性の向上にもつながります。

また、今回入荷したモデルは、アメリカのAtlas Lifestyle製、エンボディチェア専用ヘッドレスト付き。

人間工学に基づき、頭部と首をしっかり支えながらも圧迫感のない設計です。

取り付け・取り外しも簡単で、気分や作業内容に合わせて使い分けが可能なのも嬉しいポイントです。

ファブリックには、さらりとした独特の肌触りが魅力のシンク ダークカーボンを採用。

4層構造のサポートにより、優れたクッション性と通気性を両立し、熱がこもりにくく、長時間座っていても快適さが続きます。