Herman Miller
Eames Anniversary Table
海岸沿いの丘の上にある聖域。
カリフォルニア州パシフィックパリセーズにある、街から離れたその場所には木々が立ち並び、花が咲き乱れているといいます。
その丘の上に建てられているのが、1949年に竣工した「イームズハウス」です。正式名称は「イームズ邸、ケーススタディハウス No.8」。
Arts & Architecture誌のケーススタディハウスプログラムの一環として、イームズ夫妻の自宅兼スタジオとして建設されました。
モンドリアンアートを彷彿とさせるようなモダンで美しい外観。住居の中にはイームズラウンジチェア・DCM・コントラクトテーブルなど、イームズ夫妻がデザインした家具で溢れています。
そして、イームズハウスの一画にある談話室。そこに置かれた金色のローテーブルが本日の主役となります。
イームズの金?
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今回入荷したのは、「イームズ ハウス」竣工50周年に当たる1999年に記念アイテムとして世界限定500台のみ生産された、『イームズアニヴァーサリーテーブル / Eames Anniversary Table』。
このデザイン、イームズ好きな方なら見覚えがあるのではないでしょうか?
そう。現在もハーマンミラーで発売されている「イームズ コーヒーテーブル」は、イームズハウスの為にデザインされたローテーブルをもとにウッド天板仕様にリデザインされたもの。
そして、コチラの『イームズアニヴァーサリーテーブル / Eames Anniversary Table』は、実際にイームズハウスで使用されていた金箔仕様のローテーブルを再現したものなのです。
イームズハウスには現在でもオリジナルの金箔仕様のローテーブルが展示されているといいます。
それにしても、何と豪華なのでしょうか!
真鍮製の天板に手作業で金箔を貼ったゴージャスな逸品。
金箔・真鍮仕様の天板は使い込むことで、より素材特有の風合いが増してくれますので、使って育てる喜びも感じられます。
金箔・真鍮天板は取り外しも可能となっており、天板を外せばキメ細やかな杢目と美しい色合いのメープル材天板が姿を表します。
テーブル本体には滑り止めのゴムクッションが取り付けられていますが、ゴムクッションを外せばメープル天板のテーブルとしても楽しむことができますよ。
まったく、コレはコレで良いから困ったモノです。
脚部はイームズの代表作であるシェルチェアの木製ドゥエルレッグを彷彿させるデザイン。
艶の無いゴールドカラーに仕上げられたワイヤーが全体を程よく引き締め、上品で優雅な佇まい。
また、竣工50周年を記念するシールとプレートには世界限定500台のシリアルナンバーが刻印されています。
さらには発売時に付属したギャランティまで揃っていますよ!
こういうのがあると凄く嬉しいんですよね~。
華やかで、煌びやか。
それでいて上品さを損なわない、ある種の品格を漂わせたローテーブル。
厭らしくない金色の使い方は流石としか言いようがありません。
イームズファンなら誰しもが憧れる世界限定500台の希少なコレクターズアイテム。
イームズ夫妻らしからぬ金箔を使用したローテーブルは、自分たちの為にデザインし、自分たちが楽しめるように誕生したテーブルなのだと思います。
優雅で優れたデザインとイームズ夫妻の遊び心が感じされる色使いの、希少なお品物となっております。