Herman Miller
Aeron Chair Remastered size C

普段の生活で立っている時間よりも座っている時間の方が長いという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 そんな中でも特に座っている時間を占めるのがデスクワーク。ある研究機関によると日本人の平均着座時間は７時間で、世界第一位なのだとか。

 そんな長時間座って過ごす方にお使いいただきたいこちらの1台をご紹介いたします。

人間工学そのものを形にした名プロダクト

言わずもがな現代のワーキングチェアの最高峰であり、1994年に発表されて以降、全く新しいワーキングチェアの常識を作り上げてしまったと言っても過言ではないのが「アーロンチェア」。

アメリカを代表する家具ブランド、「ハーマンミラー Herman Miller」の代名詞的なプロダクトです。

座る人の体型や使うシーンに合わせて細かく調整できる機能、通気性や理想的な体重分散を実現。また「ペリクル」と呼ばれるメッシュシートを採用した世界初のワークチェアでもあります。

 そして今回ご紹介するのは現代人のニーズに合わせ健康的に座る事を追求し、2年の歳月を費やして2016年にリマスターされた「アーロンチェア リマスタード Cサイズ」。

アーロンチェアの象徴的なフォルムはそのままに、オリジナルデザイナーである「ドン・チャドウィック Don Chadwick」によって’’座ることに関する研究、素材、製造、技術それぞれの進化’’に基づいてアップデートされました。

ちなみに既存の販売モデルはクラシックアーロンチェア、新作モデルはアーロンチェアリマスタードと明確に分けて呼ばれています。

こちらは展開されているサイズの中では最も大きなCサイズで張地はクラシックカーボン、ベースにポリッシュドアルミニウムの組み合わせ。

日本人の平均的な体型にもっとも適しているのがBサイズと言われていますが公式のサイズチャートによるとCサイズは個人の体格にもよりますが身長160cmからお使い頂ける仕様となっています。

imptionではBサイズが度々入荷しますがCサイズは珍しく、大きめのワーキングチェアをお探しの方や、今お使いのものが小さいと感じられる方への買い替えにお勧めの１台です。

リマスタードの１番の特徴でもあるペリクルは「8Zペリクル」と呼ばれ、テンションを横方向に背もたれを４分割、座面を4分割の計8つのゾーンに横割りされ、負荷がかかる場所に合わせて張地の強度が変えられています。

最も体重が掛かる背中とお尻が当たる部分は’’ソフトゾーン’’と呼ばれており、背もたれでは肩甲骨周りの筋肉の動きを邪魔しないよう、座面は骨盤が沈み込むような張りの強さに設定されています。

 これにより体重を分散し、長時間の着座による身体への負担を軽減。快適な座り心地をサポートしてくれます。

また背もたれの後方に取り付けられた’’ポスチャーフィットSL’’と呼ばれる仙骨と腰椎までの縦方向のサポートしてくれる機能により、体に負担の掛からない姿勢を維持してくれます。

調整ノブはクラシックから仕様が変更されておりポスチャーフィット本体の横に取り付けられ、より直感的に調整が出来るようになっています。

アーロンチェアを調べると必ず目にする「人間工学」というワード。

 難しいイメージであまり詳しく調べたことがありませんでしたが、その歴史は意外に古く1850年のヨーロッパまで遡ります。

簡単に言うと「私たちの普段の生活に密接に関係して、生活しやすい、働きやすい環境を実現する為の道具や機械を作ることに役立つ実践的な科学技術の事を言う。」だそう。

様々な機能を備えたワーキングチェアは数あれど、ここまで人間工学を体現したプロダクトは二つとありません。

正に’’人間工学’’という技術をそのまま形にしたのが「アーロンチェアリマスタード」と言えるでしょう。