Herman Miller
Armshell chair
イームズのシェルチェア。ミッドセンチュリーを代表する名プロダクトは、輝きを失う事無く今日まで業界を席巻してきました。
夫妻を追った書籍や映画も作られ、プロダクト・デザイナー共に多くのファンに愛され続けております。
今回はシェルチェアの中でもフレキシブルな1脚をご紹介。
デザイン性の高さは言うまでもなく、圧倒的な機能性も備える存在感を放つプロダクトです。
普遍の芸術品
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イームズシェルチェアシリーズ、『アームシェルチェア Hベース』です。
最大の魅力は、何といっても素材を一体成型する手法により生まれる美しいフォルム。
つなぎ目のない滑らかなシェルはイームズ夫妻が長年にかけて研究を重ねたデザインでした。
緩やかな美しい曲線の背座一体のフォルムは、眺める角度によって様々な表情を楽しめます。
デザインはより良い世界をつくるためにあると考え、機能性や合理性を備えたデザインを追求したイームズ夫妻。
見た目の特異さを売りにしたわけではありません。
適度な弾力を持つ座面は、身体をゆっくりと包み込み、想像以上に柔らかく快適な座り心地を実現しました。
脚部にはHベースを採用。
上から見るとアルファベットの”H”に見えることから名づけられたこのベースは、シェルチェアの中でシンプルかつ丈夫な造りで人気。
比較的コストを抑えられることもあり大量生産されたベースの一つです。
こちらは、刻印により1957年に製造された比較的初期のモデル、いわゆるの2nd期のもの。
1989年にFRP素材が再資源化の問題から使用中止に。その後リサイクル可能になり、ビンテージのような特有のグラスファイバーも再現されました。
しかしこの個体のような、ファイバー含有量の多いビンテージシェルならではの風合いや経年が育てた表情は、現行には無い魅力があります。
フィット感のあるアームシェルと程よい弾力のアプホルスター仕様なので、肘をかけてよりリラックスタイムを。
空間に溶け込み易いグリーンカラーのファブリックに、シンプルで圧迫感のないHベース。座面高も42.5cmとリビングやダイニングなど多様なシーンで活躍する名作です。
用途により形を変えるシェルチェア。
いつ、どこで、だれが、何を、何のために、どのように。シェルとベースの組み合わせで使い手の希望を叶えてくれます。
どこでも実用できる”利便性” の高い逸品。芸術品のようなデザインを誇りながらも、普遍的で家庭的な一面を持つ一脚です。