Herman Miller
shell chair
ミッドセンチュリーの代表格として、半世紀たった今でもその人気が衰えることのない不朽の名作”シェルチェア”
当時開発されたばかりのFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使うことで、自由な曲面を製作することができるようになり、それまで一般的だった木製のチェアに比べて座り心地が格段に向上しました。さらに、高い耐久性と量産性を兼ね備えたことも相まって、発売から瞬く間に有名になり、世界中から支持される名作椅子として成長していきました。
半世紀たった今でもその高いデザイン性からメディアなどの露出も多く、根強いファンが多くいるイームズの名作としてその名を世界に轟かせています。
そんなシェルチェアのFRP素材は、リサイクルできないという観点から製造を中止。今ではポリプロピレンが主流となりました。
ですが根強いファンの要望により、2014年からFRP製のシェルが復刻されることになりました。
勿論、有害物質を発生させずリサイクルも可能な環境に配慮した素材です。
そんなファンの根強い要望により現代に蘇ったFRPのシェルチェアがこの度経堂店に入荷いたしましたのでご紹介させていただこうと思います。
イームズの名作。
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20世紀のデザイン史の中でもその後のインテリア業界に多大なる影響を残したミッドセンチュリー時代(1940~1960年代)。
数々の名作と謳われる作品が世に多く輩出され、インテリアを語るうえでかかせない存在となっておりますが、その中でも最も有名なデザイナーとして名を馳せるのが『チャールズ&レイ・イームズ』です。
そんな彼の作品の中でも最高傑作のひとつとして世界中の人々に広く知られているシェルチェアは新素材を起用、曲線を多用したデザインとミッドセンチュリーデザインを代表するかのようなシェルチェア。
イームズシェルチェア最大の魅力は、素材を一体成型する手法を採用した美しいフォルムではないでしょうか。 緩やかな美しい曲線の背座一体のフォルムは、眺める角度によって様々な表情を楽しませてくれます 。
ベースもシェルチェアの中でも座面高が一番低く、よりリラックスタイムに重点を置いたモデル。
あやとりのように見えることからキャッツクレイドルベースと呼ばれております。
リビングでの寛ぎタイムやベッドサイドにちょっと置いておくのに最適で、快適で優雅な時間を過ごすことが出来ます。
アーム×アプホルスター×キャッツと、様残なパターンがあるシェルチェア中でも特に快適な座り心地を重視したモデルという事ですね。
2ndヴィンテージ(1955~1970年代)の頃のファイバー量を忠実に再現したシェルは、ヴィンテージ品さながらの雰囲気を持ちながら、強度も高く、リサイクル可能というどこを取ってみても魅力のあるシェルとして完成されております。
カラーもベーシックで様々なインテリアテイストに合わせやすいホワイトとなっており、メインの一脚としてもアクセントカラーとしても嬉しいカラーリングとなっておりますね。
ミッドセンチュリーを代表する名作作品シェルチェア。
完成度の高い優美な曲線はまさに実用的なアート作品のようです。
今回入荷したモデルはそんなシェルチェアの快適性を存分に高めたモデル。
是非寛ぎの一脚としてお気に入りのチェアに加えてみてはいかがでしょうか。