Knoll
Barcelona Day Bed
ル・コルビジェ、フランク・ロイド・ライトと並び、近代建築の三大巨匠と呼ばれるミース・ファン・デル・ローエ
バウハウスの校長も務めた彼の作品は、最も純粋なモダニズム建築として今でも人々に愛されています。
その中の一つにバルセロナ万博のドイツ館パヴィリオンがあります。
その万博開催に合わせてデザインされ、パヴィリオン内で展示された家具がバルセロナシリーズとなります。
近代建築の巨匠を感じてみる
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1929年に開催されたバルセロナ万博にて発表されたシリーズ。
バルセロナチェアのシングルシートが最も有名ですが、オットマン、センターテーブルそしてこのデイベッドがKnollにて製造されています。
Knollによるとデイベッドのデザインは1930年となっているため、万博後に追加されたモデルなのかもしれませんね。
ユニバーサルスペースというミースの建築概念に最もあてはまるのはこのデイベッドかもしれません。
この上で寝転がったり、座ったり、胡坐をかいたり出来る自由なスペースや、1人でも複数人でも使えるといった多様性など、最小限のパーツで最大限に使えるものをつくる。
ミース建築と同様のデザイン性が、このデイベッドからは感じられます。
製造はミース本人が製造販売権を与えたとされるKnollのもの。
その証であるKnollStudioとMies van der Roheの名が連名でプリントされたシールは嬉しい限りですね。
張地にはVoloというシボ加工が施された丈夫な本革が使用されています。
汚れにくい加工が施されているようです。
脚部はスチールで木製フレーム部分はアッシュウォールナット。
アッシュ材のウォールナットカラーということだと思われます。
可能なら開放感のある空間にポツリと置いてみたいミースのデイベッド。
でもなかなかそんな空間って無いですよね。
それならば年末でもあることですし、お部屋の大掃除がてら断捨離して空間づくり。
そこにこのデイベッドを迎え入れて近代建築の巨匠を感じながらこの1年を振り返ってみれば、心のユニバーサルスペースを見つけられるかもしれませんね。