Knoll
Diamond Chair
金属彫刻というとダビデ像など人や動物などの立体的な像を連想しますよね。本日紹介するハリーベルトアの代表作ダイヤモンドチェアは、モノを彫刻したデザインと呼べる芸術的なチェアです。椅子自体は無機質な物体ですが、人の手を介した繊細な曲線美は有機物に値するほど魅力的で神秘性を感じるデザイナーズチェアです。本日はその不思議な世界観をどうぞお楽しみください。
今回は1脚でふた通り以上、インテリアが楽しめる仕様です。
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スケルトンとカバーリング状態の2面性が楽しめるダイヤモンドチェア。しかしその奥深さは周りのインテリアをも透かし見せるワイヤーのみ情景と、カバーリングによる使い心地の良さとイメージにあるダイヤモンドチェアの無骨さを感じさせない柔らかな印象を与えてくれるチェアの2面性が楽しめます。
ワイヤーのみのスケルトン状態では、ワイヤーによる幾重にも重なる繊細なカーブ。アームからシートへ沈み込むラインは自然に流れる水の動きのように感じるほど美しい造形美。
シート部に至っては、違和感のないねじれ構造や丸み。視覚から入ってくる情報と脳が感じる印象とのギャップがとてもおもしろいチェアです。
カバーリングがあると一気に家具らしさが現れ、親しみやすささえ感じさせるチェア。本当に不思議な感覚です。
スチールワイヤーを自在に操ってデザインを完成させたハリー・ベルトイア氏。あるときはインダストリアルな工業系デザインにみせ、カバーリングをすれば、流行のファッションのように着こなすダイヤモンドチェア。
シチュエーションに合わせた配置やこのチェアを中心にしたインアテリアを考えると、どんどんとイメージが膨らみワクワクが止まらないダイヤモンドチェア。
イームズのワイヤーチェアと合わせると時代背景やイームズとの交友関係まで想像できるデザイナーズチェア。そう考えると他に類を見ない珍しいチェアでもあります。
不思議な安心感を与えてくれる座り心地は、ノル社のダイヤモンドチェアにしかなし得ない卓越した技術力とデザインの再現力をまざまざと見せつけられるデザイナーズチェアとなります。