Knoll
Tulip Round Dining Table "Saarinen Collection"
眺めているだけでも飽きのこない美しいフォルムと、空間にすっと馴染む清潔感のあるホワイトカラー。
今回ご紹介するのは、1950年代に発表されて以来、今なお世界中で愛され続けているテーブルです。流行に左右されない普遍的なデザインは、長く使えるという点でも大きな魅力。
ホワイトは「汚れが目立ちやすい」と思われがちですが、その分、空間をパッと明るく、軽やかに演出してくれます。暮らしに自然と溶け込みながら、確かな存在感を放つ一台です。
ダイニングに咲く一輪の華

1938年、アメリカで誕生したモダンファニチャーブランド「ノル/Knoll」。
建築やインテリアの分野において長い歴史と確かな評価を築き上げてきた、まさに世界的スタンダードとも言える存在です。
バウハウスの思想を色濃く受け継ぎ、装飾をそぎ落とした純粋なフォルムと、人が快適に使うための機能性を高次元で融合。
Knollの家具は、主張しすぎることなく、空間そのものの質を引き上げてくれます。

今回ご紹介するのは、Knollを代表する名作のひとつ「サーリネンコレクション チューリップ ダイニングテーブル」。
丸みを帯びた天板と、流れるような一本脚のシルエットが印象的なデザインです。
誕生当時、テーブルは4本脚が当たり前という時代。その常識を覆し、一本脚で自立する構造を完成させたこのテーブルは、世界初の革新的な試みでした。

デザインを手がけたのは、フィンランド出身でアメリカを拠点に活躍した建築家・デザイナー、エーロ・サーリネン。
彼は「椅子やテーブルの脚が生み出す視覚的な混乱」を問題視し、それを解消するためにチューリップシリーズの開発に着手。完成までには約5年もの歳月が費やされたと言われています。
なお、彼の代表作であるチューリップチェアは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)をはじめ、世界中の美術館に収蔵されていることからも、その評価の高さがうかがえます。

チューリップテーブルはデザインだけではなく、使い勝手の良さも考えられており、天板にはホワイトラミネート加工を採用されています。
耐水性・耐久性に優れ、日常使いでも扱いやすいのが魅力です。塗装仕上げのように剥がれを気にする必要がなく、長く使っても美しさを保ちやすい点は、ダイニングテーブルとして嬉しいポイント。

また最大の特徴の天板下から脚先にかけて広がる独特のフォルムは、椅子をすっきりと収めやすく、足元のスペースを広く確保してくれます。
ホワイトカラーで統一された脚部は、天板とも相まって軽やかで清潔感のある印象に仕上がっています。

ホワイトの天板は、料理や器、小物の色合いを引き立て、食卓をより美しく演出させます。
モダンスタイルやミッドセンチュリーはもちろん、シンプルなデザインだからこそ幅広いインテリアに自然と馴染み、空間全体を洗練された雰囲気へと導いてくれる一台です。











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