Novy Domov
Nested table
高い完成度を誇るデンマークデザイン。
デザインの良さは勿論、用いられた素材や技術から放たれる美しさは現代でも一目置かれる存在です。
本日ご紹介させて頂くのもまた、デンマークデザインの血を引く逸品。
圧倒的なデザインセンスと機能美、経年により増した美しい風合いを持つ希少な名作のご紹介です。
機能的構造美
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今回ご紹介させて頂くのはビンテージのネストテーブル。
高さ幅の異なるテーブルで構成されるネストテーブルですがこちらは他と大きく異なる構造を持っています。
キャスター付きのメインテーブルに折り畳み式のラウンドテーブルが収納されており使用時はここから引き出す。
この仕様は珍しく他のビンテージネストテーブルとは明らかに違う魅力を放っています。
発表は60年代。
旧チェコスロバキアの家具メーカー“Novy Domov社”が製造を手掛けています。
デザインを手掛けたのはデンマーク人デザイナー、ポール・ハンデバッド。
大工、家具職人のキャリアを持ち伝統的な技術と良質な素材を用いたシンプル且つ機能的なデザインで知られるデザイナーです。
1918年から1992年にかけてヨーロッパに存在したチェコスロバキア。
Novy Domov社はこのネストテーブル同様デンマークデザインの家具を製造していた様です。
ポール・ハンデバッドは1950年、デンマークにて自身の家具工房Hundevad&Co.社を設立しており多くの名プロダクトを手掛けています。
何故チェコスロバキアのメーカーでこれほどの名作を発表したのか。
追求することはできませんでしたが歴史的要因も関係しているのかもしれません。
そしてこのネストテーブルのほとんどはイギリスで見かけられるとのこと。
当時イギリスに輸出していた為なのか真偽は不明です。
現在では良好なコンディションの個体は減ったそうでイギリスでもコレクターズアイテムとして取引されているそう。
ポール・ハンデバッド独自のデンマークデザインを体現した名作は現代でも新鮮に映ります。
デンマークデザイン特有の家具としての魅力。
それにプラスされた繊細な構造美には後年にも残したい力強い美しさがあります。
確りとした造り故にまだまだ現役でお使い頂けるはず。
経年で魅力を増したチーク材の表情等ビンテージとしての魅力も十分に持っています。
どの箇所を切り取っても名作といえる素晴らしい逸品のご紹介でした。