NychairX

道具のように役立ってこそ椅子。 プロダクトデザインの信念は美しくも心地よい椅子を完成させました。 本日ご紹介させて頂くのは世界中の人々の暮らしに寄り添う一脚。 日本で生まれた名チェア“ニーチェア”をご紹介させて頂きます。

寄り添うデザイン

>>この商品の詳細を確認する シンプルな構造故にひっかかりのないデザイン。 折りたたんでも自立し、ゆったりくつろげる安定した形状。 このチェアが誕生したのは今から約50年前。 日本人デザイナー新居猛氏によってデザインされました。 1920年。 徳島市の剣道具製造業の家に生まれた新居猛氏。 家具デザイナーとしては恵まれた環境だったのかもしれません。 きっかけはデンマークで作られた家具たち。 その美しさに魅了された新居氏は椅子づくりにのめりこむことになります。 1969年には有限会社ニーファニチアを設立。 その翌年には名作“ニーチェア”を完成させることになります。 シンプルで美しく機能的なデザインはデンマークデザインとの共通点。 圧倒的な座り心地と品質の高さは認められ瞬く間に世界中に広がりました。 フォールディングによる機能性から移動を気軽に行えるニーチェア。 重量も約6.5㎏と軽量。 持ち前の扱いやすさからは想像出来ない座り心地が身体を包みます。 必要以上に場所を取らないコンパクトなデザインも魅力の一つ。 畳一畳分のスペースさえあればどんな環境でも寛ぐことが出来ます。 道具のように役立ってこそ家具。 この言葉通り、様々なシーンや環境にも安定した座り心地を見せるニーチェアはまさにロングライフデザインと言えます。 新居猛氏はこのようにも残しています。 「心地よく、丈夫で、とことん安く。いわばカレーライスのような椅子をつくりたかった」 他のチェアにない親近感と安心感はここにあります。