Niki de Saint Phalle
Montreux Jazz Festival 1984 Poster
音楽のジャンルと聞いて、皆さんは何を一番に思い浮かべるでしょうか?
大きな括りで話しても、ロック、クラシック、ポップス、ダンス、ラテン、民族音楽など色々ありますが、中でも街中やお店などで耳にする機会が多いなと思うジャンルに、「ジャズ」というジャンルがあります。
老若男女問わず世界中の人々に親しまれており、私も個人的に好きなジャズ。
本日は1984年にスイスで行われたジャズフェスティバルの貴重なビンテージポスターをご紹介させて頂きます。
心の内の芸術
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1967年より毎年スイスのモントルーで開催される、“Montreux Jazz Festival モントルージャズフェスティバル”。
アメリカのモントレージャズフェスティバル、ニューポートジャズフェスティバルに続き、世界三大ジャズフェスティバルの一つとして数えられています。
こちらは1984年に開催された当時のポスター、この年はジャズの帝王マイルス・デイヴィスをはじめ、奇才ジョン・マクラフリン、日本からはフュージョンバンドのカシオペアが参加し、充実した年のものとなります。
デザインを手掛けたのはフランスの女性アーティスト、“ニキ・ド・サンファル Niki de Saint Phalle”。
1930年にフランスのパリで生まれニューヨークで育ったニキは、元々ファッションモデルとしてスタートしますが、1953年に病を患ってしまった彼女は、持病の治療の一環として絵を描き始めます。
その2年後、後のパートナーとなる芸術家のジャン・ティンゲリーと出会うことで、芸術の才能を大きく花開かせていく事になります。
彼女の心の内側が爆発したような、原色を多用した斬新な彩色とユニークなフォルムが彼女のトレードマークであり、現代美術における特別な地位を築いています。
ブルーの背景にポップなカラーリングが可愛らしいポスター。
彼女の代表作『ナナ』シリーズに登場するふくよかな女性モチーフが、カラフルな服を着て踊っているような構図は、ポスターから音楽が流れてきそうなほどの躍動感です。
エントランス、リビングルーム、寝室など飾る場所を問わないデザインなので、店舗用としてもオススメ出来ます。
又、かなり大きいサイズ感なので壁に掛けるだけでなく、壁に立掛けて飾るのも素敵かと思います。
当時のジャズフェスティバルの雰囲気や温度感、音楽や会場にいる人々がリズムに乗っている景色が伝わってくるような、眺めているだけで楽しい気分にさせてくれる一枚。
ニキの感情や芸術が爆発したような自由で伸びやかな色使いは、お部屋も見る人の心も明るくしてくれそうです。