DWARF
MS2 Sofa
見た目が9割とはよく言ったもので、所詮、理屈はルックスには勝てない。第一印象が好みでないと、いくら他に優れている点がたくさんあろうとダメなんです。
好みのすべてを満たすお気に入りが見つかることは意外に少なく、優先順位をつけて厳選していく。“ とりあえず ”はやめて、出会うまで待つ。
やはり断然、見た目。いえ、人ではなく家具を選ぶ時の話です。
自由なルックス。
>>この商品の詳細を確認する
ネルソンのソファのような背座に、エッフェルベースのような脚部。彷彿とさせるのは、ミッドセンチュリーモダン。
スタイリッシュでいてどこか懐かしさを感じさせるデザインの「MS2 Sofa」は、まさに1940~60年代のデザインを現代に落とし込んだ、DWARF(ドワーフ)のロングセラーアイテムです。
何よりも、注視したいのはその構造美。鉄塔をイメージさせるアーキテクチュアルな佇まいに、思わず見惚れてしまう方も多いのではないでしょうか。
3人掛けでありながら全く圧迫感を感じさせずに寛ぎを提供する、マイスター(=巨匠)を具現化するソファです。
正面から見た時のスタイリッシュさ、横から見た時のシャープさに加え、後ろから見た時の軽快さ。
360度どの角度から見てもグッドルッキングだからこそ、お部屋のどの位置に設置してもいい。この自由度の高さは、他に類をみません。
そんな自由さを支える影の立役者こそ、底部分です。
実用の時にはあまり見えないこの部分でありながら、スチールロッドの脚は細身のパイプが用いられ、すっきりとした印象を与えます。
また、積層合板との異素材ミックスも押さえておきたいポイントです。背もたれには、張地であるPVCレザーとのコントラスト。直線的なデザインが引き立ちます。
なお、今回はシート面のみ専門業者に依頼の上、新しい生地に張替を行っています。
上が背もたれ部分のオリジナル、下が張り替えたシート。本当に間近でみるとエンボスの具合が少々異なりますが、見た目に違和感は全く感じさせません。
(撮影場所の影響で色味に差異があるように見えますが、これも実際にはほぼ感じられませんのでご安心ください。)
さて、見た目が一番なんて啖呵を切ったものの、特にソファを選ぶ基準は大きさ、張地の種類、色、座り心地とさまざまで人それぞれ。
見た目の第一関門をクリアしたら、次はやっぱり座り心地でしょうか?
と、ルックスの話を長くしすぎたせいで残念ながら時間がなくなってしまいました。比較的しっかりした硬めのシートで沈み込み過ぎない掛け心地とだけお伝えして。
皆さんの譲れないポイントは、ぜひ実際に見て座って、お確かめ頂ければ幸いです(メールや電話でのお問い合わせ時も出来る限りご説明いたします)。