TOM DIXON
BEAT FAT PENDANT
本日は、imptionでも数少ない入荷となっている「トム・ディクソン TOM DIXON ビートファット BEAT FAT ペンダントライト」のご紹介です。
目を惹く唯一無二のフォルム、そして何より他にはないマテリアルと技法を駆使した完成度の高さは必見のアイテムとなっております。是非ご覧になっていってください。
「神秘的なモダンアート」。
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そのまま自身のブランド名にも冠されている、イギリスのプロダクトデザイナー"トム・ディクソン TOM DIXON "。
氏の手掛ける斬新かつ美しいプロダクトは世界的に高く評価されており、91年発表の"Sチェア"は、ニューヨーク近代美術館"MoMA"の永久コレクションにも選定されています。
「BEAT FAT PENDANT」シリーズは、古くからインドで作られている真鍮を使った生活用品の造形、その成形技術に着目して生まれたという作品。
非常にシンプルでモダンなテイストでありながら、その言葉だけでは説明できない神秘的な佇まいがそこには存在しているようです。
「BEAT FAT PENDANT」の最大の特長は手作業で打ち出される真鍮製シェード。
シェード裏を見てみてください。
こういった金属を打ち出すデザインというものは近年のインテリア用品にも見られますが、こちらはインドの職人が手作業で打ち出したものとなっております。
何故、このような手仕事が伝統的にされてきたのか?
それは銅や真鍮が柔らかい金属であるという事、そして鉄と異なり焼き入れによって硬くする事ができないという特性に由来しています。
銅や真鍮を生活用品で使えるような強度にする為には"叩いて圧力をかけること"が必要条件であり、古くから存在する技術として代々受け継がれてきました。
調理器具の銅鍋や楽器のシンバル等も、元々は叩いて成形することで強度を保っていたのです。
現在ではプレス機械で圧を掛けたり自動で鎚目を施すものも多く存在していますが、一度手打ちの鎚目を知ってしまうとその美しさに勝るものは無いと感じてしまう程。
オールマシンメイドですと、ここまで綺麗な一体感あるフォルムの実現も難しく、どこかに歪が出てきてしまうと思います。
こちらは技術の高さも去る事ながら、鎚目の一つ一つが彫刻のように明瞭な存在感を持ち、微妙に異なる光の反射が無数に折り重なる事でモダンな中にも神秘的な輝きを生み出していますね。
そこから零れるように灯される空間。その贅沢なひと時は、人々にとってかけがえのないものとなってくれることでしょう。
贅沢な打ち出し工法が採用されているにも関わらず、シェードの表側がスッキリと平面を保っているデザインも高度な製法が伺えて非常に興味深いですね。
しかし、このブログが相当な長さになってしまう前に、ここで一区切りさせてください。
如何でしたでしょうか?ご自宅用としては勿論、レストランなどの店舗用インテリアとしてもこの上なく素敵な逸品となっております。
在庫限りのお品物となっておりますので、是非この機会にご検討くださいませ。