トムサックスファニチャー TOM SACHS FURNITURE ショップチェア SHOP CHAIR メープルプライウッド ナチュラル エディションナンバー入り ~ 手仕事の跡

UPDATE: STAFF:ユキナ
トムサックスファニチャー TOM SACHS FURNITURE ショップチェア SHOP CHAIR メープルプライウッド ナチュラル エディションナンバー入り ~ 手仕事の跡

トムサックスファニチャー TOM SACHS FURNITURE ショップチェア SHOP CHAIR メープルプライウッド ナチュラル エディションナンバー入り ~ 手仕事の跡

UPDATE: STAFF:ユキナ

TOM SACHS FURNITURE
SHOP CHAIR

ネジをダボで隠したり、木材を繋ぎ合わせた組木の技法を用いたり、「接合部をいかに隠すか」が"美しい家具"や"造りの良い家具"の判断基準となっているように思います。

そんな家具に対する"当たり前"の考え方を度外視し、意図的に手仕事の跡を残す面白いデザイナー/アーティストがいます。

「どうやって作られているのか?」と想像させる凄さは無いけれど、素材そのままの魅力が素直に伝わってくるんです。

 

手仕事の跡

アメリカ・ニューヨークを拠点とする現代アーティスト、Tom Sachs(トム・サックス)。

計画的に準備されていない"ありあわせの"道具や材料を用いて作り上げる、ブリコラージュという作風で知られており、絵画、陶器、家具、大型音響システム、アパレル等々、枠に囚われない自由な"彫刻作品"を数多く発表。

サックスの作品の中心にあるテーマは、アメリカの文化と社会。資本主義社会を風刺するユーモアと皮肉たっぷりの作品は、世界各国で展覧会を開く度に話題を呼んでいます。

オリジナル家具販売サイト『Tom Sachs Furniture』のオープンを記念し、2020年に発売された「ショップチェア / SHOP CHAIR」シリーズ。

国内では伊勢丹新宿店90周年を記念し、2023年9月から10月にかけて開催された『トム・サックス:店舗体験』にて展示販売されました。

会期中は、伊勢丹本館1階の道路に面したウインドウディスプレイ11面をジャックし、まるでサックスのスタジオを訪れたかのようなこだわりの空間を"体験"出来たようです。当時の展示風景を見るだけでもワクワクしますので、興味のある方は是非チェックしてみて下さい!

そしてこちらは、前所有者様が同展示会にて購入された希少なトム・サックスファニチャー。オープンエディションとして少量生産されたものの為、今では完売となっております。(エディションプレート付き)

2脚共に元箱や商品タグなどもそのまま保管されており、今回未使用品として非常の良いコンディションでの販売となります。

積層合板のフレームが円形にくり抜かれた、大胆かつアイコニックなチェア。素材や仕上げなどいくつか種類が存在するようですが、こちらはナチュラルなメープル材を使用し、滑らかな質感や美しい杢目もお楽しみ頂けます。

デザイン性の高いチェアにも関わらず、背もたれにはフレキシブルなゴム製のマウントを備え、丈夫でしなやかなプライウッドの特性を活かし座り心地にも拘って作られていることが見て取れます。

ブログを書くにあたって実際に座ってみたかったのですが、それでは"未使用"で無くなってしまうので泣く泣く断念。是非次の持ち主になる方に思う存分見て座ってを楽しんで頂きたいと思います。

DIYのアプローチをヒントに、豊かな感性から生まれる家具とアート2つの境界を溶け合わせるような作品。

彼は自身が作るモノをすべて彫刻として位置付けられているそう。それを知って、何だかとっても納得がいきました。

奇才トム・サックスによる日常に溶け込むアートピースを、是非ご自宅でご堪能下さいませ。

トムサックスファニチャー TOM SACHS FURNITURE ショップチェア SHOP CHAIR メープルプライウッド ナチュラル エディションナンバー入り ~ 手仕事の跡

ARTICLE祖師ヶ谷大蔵店の記事