Danish Vintage
chest
時を纏うことで魅力を増すビンテージ家具。
確りと拘りをもって作られた家具は長く使われることで完成時以上の深みを持つことになります。
中でも高い完成度を誇るのが北欧デンマークのビンテージ。
デザイン、品質共に高い水準にあり美しい造形に伴う美しい実用性はデンマークの暮らしそのものを映しているといっても過言ではありません。
本日紹介させて頂くのはデンマークビンテージの逸品です。
生活のかたち
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今回紹介させて頂くのはデンマークビンテージのチェスト。
北欧家具ならではのシンプルなデザインと無駄のない機能的なつくりを持ち一目でデンマーク製と分からせる雰囲気を感じさせる逸品です。
北欧ビンテージに共通する最大の魅力、なめらかな曲線を活かした美しいフォルム。
無駄のないデザインながら決して退屈を感じさせない完成度を持ちます。
滑らか且つ引っ掛かりの無い接合部。
細部に見られる高い木工技術こそデンマークビンテージの魅力といえます。
見えない箇所にも神経の行き届く丁寧な作りがなされているからこそ唯一無二の存在感と柔和な表情を含むビンテージになることが許されます。
木の素材感を引き出す佇まいも魅力の一つ。
高級木材として知られるチーク材が使われており、暖かく柔らかい雰囲気を醸し出しています。
経年により変化した飴色の木肌と繊細な杢目。
デザインの良さは勿論、素材を殺さない両者の共存は空間にすんなりと溶け込んでくれます。
印象的なディティールもこのチェストの魅力。
滑らかなラインを描く取っ手は丁寧に組まれた本体に優しく馴染み、どこか遊び心を感じさせます。
木材を刳り出した取っ手デザインが多い中こちらはプライウッド製。
稀に見られる珍しい仕様です。
どことなく繊細な印象はこのアクセント的要素が与えているのかもしれません。
生まれ故郷の歴史や暮らしぶり、文化を映すビンテージ家具。
デンマークの家具が今日の様な名声を得るまで、キャビネットメーカーの長年の努力や、戦後のデザイナー惜しみの無い努力があったとされています。
その努力のかたちはこのチェスト一台をみればわかるはず。
良い物を日々使うことの重要性はビンテージにかたちを変え現代の暮らしにも溶け込んでくれます。
見た目の良さだけを追い求める世だからこそ、確実なものに触れて過ごしたいものです。