Danish vintage
Document Cabinet
殆どの”モノ”は毎時間、新しくデザインされ洗練され、どんどん便利に使いやすく、機能的になっていきます。
しかしながら旧車、ヴィンテージギター、レコード、時計、古本、古着といった古いモノの人気は廃れる所か年々人気が高騰しているようにも思います。
扱いに一苦労したり、定期的なメンテナンスが必要だったり、場所を取ったり、お金が掛かったりと所有するだけでも一苦労。
何故、面倒で手間の掛かるモノが愛されているのか。
そんな事を考えていたら随分と時間が経ってしまいました。
野暮ったいがカッコいい
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本日ご紹介するのは、北欧デンマークビンテージのファイリングキャビネット。
オーク材の美しい杢目が魅力的です。
一見、シンプルなキャビネットに見えますが、フロントの扉は上下にスライドする蛇腹状になっており、きれいに収納される構造です。
60~70年代頃の北欧ビンテージに多く見られる仕様で、省スペースで開閉できる為、実用性が高いですが、作るのに手間がかかるため現代では中々お目にかかる事はありません。
扉を開けると、左3段、右4段の棚となっており充分な広さの収納スペースを備えています。
右側の棚板を支えているのは、北欧ビンテージに良く見られる棚受金具。手前に引いて頂くと棚板が取れる仕様となっています。ヴィンテージ好きなら思わずニヤッとしてしまうディテールです。
惜しくも左側の棚板は後付けとなっており新品の物に取り付けられていますが、思い切って棚板を全て外して縦長の物をディスプレイしたり、ガラス板等に付け替えるのもあり。
扉は鍵付きとなっており、貴重品の保管にも安心してお使い頂けます。
鍵もキーホルダーにしたいぐらい可愛らしいデザイン。ここら辺もビンテージならでは。
鍵を開ける際に取手を支えていないと勢い良くと扉が落ちてしまいますので、少しばかりご注意を。
閉める際には自動的に鍵がロック掛かりますので、中に鍵を入れたまま扉を閉めないようにお気をつけください。(ビンテージの鍵ですので複製も難しいですよ)
本棚や書類棚としてのご使用やお気に入りの物をディスプレイしたり、お洋服を収納したりと使い道はアイデア次第。
ご自宅でのご使用は勿論、オフィスや店舗什器としてご使用頂いてもカッコイイ。
例えば料理なんかも、手間が掛かってれば掛かってるだけ美味しいと感じる事が出来ますよね。
便利で簡単な時代だからこそ、その”無駄”な部分の大切さや魅力に人は惹きつけられるように思います。
”無駄”とは言い換えると”美学”なのかもしれません。
このキャビネットも鍵をカチャっと開けた時に、きっとそう思うはずです。