TEORI
Square Table
竹製の家具は、自然の静けさと凛とした美しさを併せ持つ特別な存在。
そのなめらかな質感と、すっと伸びたシルエットには、まるで竹林の情景がそのまま宿っているかのような、穏やかな気配が漂います。
けれど、その加工の難しさから、本格的な家具として採用されることは多くありません。
そんな中、ある家具メーカーは素材の可能性に向き合い、独自の加工技術と接合の工夫を重ねてきました。
本日は、そんな竹の魅力を丁寧に引き出したテーブルをご紹介します。
持続可能で、美しく、機能的

岡山県・倉敷に拠点を構える家具ブランド「テオリ teori」。
1989年の創業以来、竹という素材にこだわり続け、独自の技術で日々進化を遂げています。
しなやかさと強さを併せ持つ竹を、実用的かつ美しく仕上げる手腕には圧倒されます。

こちらはシンプルなデザインのスクエアテーブル。
2人が向き合って食事を楽しむのにちょうど良いサイズ感で、空間にすっと馴染む軽やかさも魅力。
洗練された中に、竹ならではの柔らかさも感じられます。

竹は、日本刀の稽古に使われる「しない」の素材としても知られるほど、しなやかでタフ。
わずか3〜5年で家具の素材として使えるほどに成長し、植林を必要とせず自然に繁殖します。
木材資源の減少が懸念される今、竹は持続可能性に優れた、未来志向の素材と言えるでしょう。


構造は三層式で、見た目の軽やかさに反して頼れる強度を持ちます。
触れた瞬間に感じるやわらかな質感と、整った木目の美しさは、和にも洋にも溶け込む万能さ。
どんなスタイルのインテリアにも、自然と寄り添ってくれます。

さて、いかがでしたか。
単なる家具にとどまらず、暮らしに竹の個性を取り込むという発想。
竹の持つ美しさは、一つひとつ異なる表情を見せ、長い年月を経ても色あせることはありません。
日常の中に、そっと自然の美意識を取り入れてみませんか。











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