ジャパンビンテージ
水屋箪笥
精巧さや堅牢さ、そしてその佇まいから多くのファンを持つ日本のビンテージ家具。
丈夫に作られた故に永く与えられた寿命は時間の重みを感じさせます。
今回紹介させて頂くのもまた、経年が生んだ日本の名品。
懐かしさと、どこか感じさせる異文化の風。
ジャパンビンテージの水屋箪笥のご紹介です。
経年が磨いた昭和の宝石
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水屋箪笥とは所謂食器棚の事。
台所全体を表す水屋ですがいつしか食器を収納する棚の事を水屋箪笥と呼ぶようになったそう。
今回入荷した箪笥も食器棚として作られた逸品です。
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古き良き日本の家具を感じさせる佇まいながら、至る所に時代特有の特長が見受けられるこちらの水屋箪笥。
その特長の一つが引き戸にはめ込まれたガラスにあります。
昭和初期に一世を風靡したデザインガラス。
この引き戸のデザインガラスは「ダイヤガラス」という名称で当時日本板硝子が製造していたもの。
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その名の通りダイヤの様な凹凸があり、角度を変えて見ることで独特の輝きを放つダイヤガラス。
1950年頃に製造されていたようなので、恐らくこの箪笥も50年代前後に製造された物なのかもしれません。
現代のガラスには無い魅力が経年で味を増した木材とマッチし、唯一無二の雰囲気を醸し出しています。
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日本の家具には見られないような装飾もこの時代特有のもの。
箪笥上部の縁と2杯の抽斗の取っ手になされた装飾にどこか異国のデザインを感じます。
西洋化の進む当時の日本の時代背景が影響したのでしょうか。
古き良き和家具に心地良く取り入れられた新しさはこの時代にしか見られないのかもしれません。
一見金具に見えるこちらの取っ手は木材を刳りだして作られたもの。
滑らかな手触りを感じさせる丁寧な加工も拘りを感じさせるポイントです。
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棚板の桟もかなり特徴的な仕様。
取り外し可能な桟を溝にはめ込むことで棚板の高さを変更できる仕様になっています。
刳りだされた溝の狂いの無さは高度な職人技だからこそなせる業。
現代の家具には無い魅力は見えないディティールにも隠されています。
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様々な時代の様々な要因が組み合わさることで生まれるデザイン。
生活道具である家具にこそ時代背景が隠されています。
ダイヤガラス、装飾、仕様。
その全てにおいて魅力を放つ水屋箪笥は滅多にお目にかかれません。
時代の風を感じさせる逸品のご紹介でした。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。