JIELDE
FLOOR LAMP
Jean-Louis Domecq(ジャン・ルイ・ドメック)。
ジェルデの創設者である彼は元フランスのエンジニア。
当時、彼が働く環境において不便に思った出来事が名作ランプを生むこととなる。
必要は発明の母。
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必要は発明の母とはよく言ったものである。
ひとは困難が立ちはだかったり、不便を感じたとき、それを解決・改善するために普段以上の発想力を発揮する。
今回の照明はまさに彼が働く環境を改善する為に行った発明そのものと言えるだろう。
彼が発明したのはJIELDE / ジェルデのフロアランプ。の間接の部分。
当時彼が何に悩まされていたかというと、断線による消灯。
向きを変えると切れてしまう仕様の配線は、多くのエンジニアを悩ませたことだろう。
彼の開発した丸いジョイントのお陰で360°回転させることが可能となったヘッドや間接。
自由度の高いポジショニングが可能となったジェルデのランプはフランスの工業ランプの定番として親しまれ、その機能性と独特のスタイルで、1953年の発売以来稀にみるロングセラーとなっている。
断線することのないランプは現在では工業用としてだけでなく、インテリアとしても幅広い支持を獲得し、インダストリアルな空間演出には外せないアイテムの一つとして数えられるほど。
今回の入荷はヴィンテージの初期モデルとなっており、経年の趣が感じられる作品。
土台に自動車のブレーキディスクが流用された個体となり、アンカーホールや放熱フィンがいい味に。
ちなみにジョイント部分はジェルデが特許を取得済み。
今後も他の追随を許す事のない人気ぶりを維持し続けることだろう。
便利に成り過ぎたと言っても過言ではない現代においても、常に新しいひらめきが花開いている。
彼のように人生を左右するほどの発明が、今日もどこかでひらめかれているかもしれない。